内容説明
虚無の神デイヴァを奉じるゲンドは、アンス国の騎馬民族を煽動して牧羊の国ウェクティを侵略させた。対するアルサラスはアルム国の傭兵たちと、エリアが操る時空を超えるドア、そして仲間たちの機転によってこの試みを退けた。かくして兄弟神の争いのゆくえはトレボリー国での侵略戦争、そしてペルカイン国での宗教戦争に委ねられる…時空間をも自在に駆使し、想像を超えた戦術が飛び交う傑作ファンタジイ、堂々完結。
著者等紹介
宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アイゼナハ@灯れ松明の火
4
あ〜読み終わっちゃった。懐かしいフレーバーが随所に感じられて、エディングス最後の長編邦訳に相応しかったのではと思います。ちょい悪オヤジのアルサラスが初めて涙を流すラストには、ちょっとだけ胸が熱くなりました。2010/03/20
しゃお
4
ゲールが時間や空間について語りだしてから解決法については予想がついちゃったな。けれども最後は何故か感動。それにしてもこれでエディングスの長編はもう読めないんですね。初期の作品に比べると最近のはいまいちだたけれどやはり寂しいですね。2010/03/06
火烏
3
これでエディングス読みおさめ、寂しいなあ2010/02/08
eijit
2
p341, 6 行目, ゲール→ゲンド2010/01/29
栗淳
1
★★☆☆☆リア充共は無事結婚してハッピーエンド。しかし、戦争してたと思ったらいきなりアルサラスとゲールの旅になってあれ、こんな終わり方なんだ…的な物足りなさを感じました。やっぱりベルガリアード物語とマロリオン物語がおもしろいなぁ。2019/04/08