内容説明
ヴラドの妻、カウティが参加する地下組織の指導者が暗殺された。帝国において虐げられている人間と、ドラゲイラ族のなかでも最下層階級に属するテクラが手を結んで、待遇改善のための運動を密かに繰り広げていたのだ。殺しの背後には、この運動が拡大するのを恐れたジャレグ家の権力者がいるらしい。やがて抗議集会は暴動にまで発展し、妻の身を案じるヴラドは、いやおうなく事件の渦中へと引きずりこまれていくが…。
著者等紹介
ブルースト,スティーヴン・カール・ゾルターン[ブルースト,スティーヴンカールゾルターン][Brust,Steven K.Zolt´an]
1955年生まれ、ハンガリー系移民の血筋を引いている。ミネソタ州でプログラマーとして生計をたてていたが20代半ばで失業。妻のすすめもあって、失業後の数カ月で書き上げた『勇猛なるジャレグ』で1983年にデビュー。暗殺者ヴラド・タルトシュとその竜に似た使い魔ロイオシュが活躍するこの異世界ハードボイルドは、たちまち多くの熱狂的なファンを生んでシリーズ化され、現在までに9作が発表されている
金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あんぱん
1
とっとと続きだせやあああああぁぁぁぁぁ2012/08/01
RYUJI's_Partner(ATM)
0
再読。2011/09/12
いちみ
0
苦悩しまくるヴラドの心情が暗いと不評の本作らしいが、、、そんなヴラドの人間臭さが私的にはけっこうお気に入りのエピだったり。 ロイオシュとの掛け合いが、相変わらずツボ2006/07/20
レンズマン
0
主人公が活躍したり謎解きする場面がなく、1、2巻のような爽快感がないですね。続巻が出ていないのもそのせいか。2009/09/16
そそのか
0
3冊連続刊行でこれをもってきたのが失敗だったのかも……。