ハヤカワ文庫
竜神の高僧―ベルガリアード物語〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 510p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150203863
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

仇敵チャンダーと対峙したガリオンは「燃えろ!」の言葉とともにその恐るべき力を目覚めさせた。しかしそれは、制御できなければみずからをも滅ぼしかねない危険な力であった…。心の内に住まう声が明かす、重大な使命にとまどうガリオン。一方「珠」をめぐる一行の旅は、亡霊の国マラゴー、魔術師ベルガラスの育った「谷」、洞窟の民ウルゴの聖地プロルグを経て、ついに邪神トラクの高僧が待つクトル・マーゴスに至る。

著者等紹介

佐藤ひろみ[サトウヒロミ]
早稲田大学教育学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

54
遠大な旅の物語第三巻。マラゴー、アルダー谷、ウルゴ、クトル・マーゴスを経る。『たいへんよくできました』。<意思>と<言葉>に向き合うガリオン、個性派揃いの一行でもひときわ異彩を放つレルグの加入、そして“珠”をめぐる高僧クトゥーチクとの決着が大きな筋となる。ラストぎりぎりで(この時点では名前はないけれど)“珠”に触れられる少年エランドも登場することで主要人物が出揃う巻でもある。殺伐とする旅のなかで常にユーモアを絶やさないのがこの作品の味だが、クライマックスでの作中でも珍しい魔術師同士の対決もひとつの山場。2015/09/06

本木英朗

15
マラゴー、アルダー谷、ウルゴ、そしてクトル・マーゴスまでの3巻である。うーん、やっぱり超面白い。特にアルダー谷ではアルダー神との面会がついにかなったしねえ。満足であったよ、うん。さらにベルガラスとクトゥークルの対決もすごかったよ、うん。さすがであります。というわけで次はいよいよ4巻かねえ。ガリオン、セ・ネドラ、ポル、ダーニクたちは一体どこへ行くのか、その辺が見ものであります、はい。2019/12/02

タッキー

12
5巻中3巻目だけあって、ちょっと中だるみ気味な巻。しかし、岩の中を自由に通り抜けることができる新たなキャラも登場し、それなりに楽しめました。遂に珠を奪還した一行。残り2巻が楽しみです!2018/05/06

tom

10
竜神という神様がどんなものなのか最後まで不明(どこかで読み飛ばしたのだろう)。でも、ガリオン君は自分の持つ力に少しだけ目覚め、巻末では重要な役割を果たす。さてさて、この後にどんな展開が待っているのかお楽しみ。でも、このファンタジー、宇宙的規模の神様の争いの人間代理戦争。ファンタジーとしてどれだけ高品質かと問われたら、今のところかなりの疑問符。良質のファンタジーというのは、なかなか見当たらないものと思いながらの読了でした。2021/08/15

mayuri(Toli)

9
魔術も神も、そこまで派手な感じではないのに、この二つの要素が圧倒的な存在感をもって描かれ、この物語を唯一無二のファンタジー小説にしている。 民族ごとにあまりにも画一的な民族性というか人物像がちょっと首をかしげるところもあれど、一つの民族に一柱の神という構図が、やはりとてもファンタジー小説らしいと思い私は大好きです。 今回の物語は、途中は旅の中休みといった穏やかな出来事が続くのだけれど、アルダー神との対面や、地底の王国での一幕など、印象深いシーンを多く内包している一冊だと思う。 2017/01/23

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