内容説明
巨大都市の片隅にひっそりとたたずむ街―デッドタウン。昼は浮浪者や麻薬常習者がたむろする汚れた街にすぎないが、その名前の本当の由来は別にあった。夜になるとそこは、怖るべき吸血鬼の支配する文字どおり「死の街」と化すのだ。だがこの街に一人のよそ者がやってきたとき、すべてが変わった…吸血鬼にとっては最悪のものに。美貌の吸血鬼ハンターが、強大な闇の勢力に対し敢然と闘いを挑む傑作痛快冒険ホラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
87
ひろき真冬氏によるカバー表紙が目を惹くパンクホラー小説。吸血鬼小説の外伝ですが特に知識がなくとも内容は理解できる。ウォリアーズなどが下敷きにあるためアクション性が強い。気軽に読めました。2024/07/24
朱音
1
バンパイア物…というかバンパイア・ハンター物。バンパイア・ハンターといえば菊地秀行氏の”D"があまりにも有名だけど、これもいい。近未来(だと思う)のニューヨークのような都市が舞台。麻薬やなんやで荒れる無法者の支配下にある…その頂点に立つのは実はバンパイア。ありがちなストーリーなんだけど、人物に惹かれた。バンパイア・ハンターが女性、ってとこもいい。表紙絵かっこいい!テーブルトークRPGの中の話のものらしいんだけど、別の話も読みたい。2001/12/23
冬至楼均
0
普通に「用心棒」をやればよかったのに。わざわざTRPGの設定を使う必要があったのか疑問。2014/09/18
Take
0
外伝だけあって、趣向が変わった作品。よく似た世界観を持つ TRPGの舞台世界を元にされている。 街を巡る勢力争いが主体として描かれるため、本編のような ソーニャのアクション大活躍場面が少々少ない目ではあるが、 陰謀劇に関わる駒として双方の勢力に潜入し、暗躍を続ける様 がなかなか面白い。
りこ
0
ミッドナイト・ブルーの番外編
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