感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マーブル
12
パグとトマスという二人の主人公が辿る運命は、一応の決着を見る。 少年らしい憧れや、魔法や剣といったファンタジーの定番。 9年に渡る戦いの合間に繰り広げられる政争、無慈悲な死。 沢山の魅力的な登場人物を配し、続きが気になる終わり方でありながら、本作自体も十分に面白い筆運び。4回目でもまったくそれは変わらなかった。 トールキンの世界に別次元の世界をもう一つつなげ、 超古代の種族という時間的な広がりをさらに付け加え、 その上、宇宙空間の概念まで持ってきている。 もちろん、人間達の描き方も魅力たっぷりだ。 2021/05/11
まりか@ラジヒス
3
王道中の王道のファンタジー。くだらない予想の裏切り方はしない、かといって予定調和というわけでもなく、波乱に満ちた旅が楽しめる。リアルな中世ヨーロッパがここにある。新装版もすでに絶版…こんな良作が埋もれてしまうなんて、もったいない。2016/09/03
ぱでぃんとんⅡ
2
新版では三冊に分かれたんですね。下巻はパグの奴隷生活から始まって、魔術師としての成長と恋。もう一方のトマスの恋愛と成長も交互に描かれ、ただの侵略者だった帝国人も人間なんだと気付かされます。交互の世界・世界の過去・現在の戦いが入り乱れて行きます。そんなことよりもお気に入りのジミーが出てきたことがうれしかったりして。あ~面白かった♪2011/02/12
洪七公
1
読了1985/01/21
nao
1
★★★☆2011/04/02