出版社内容情報
幻のハーロック・サーガ 初の完全版
第4巻では、1999年7月から2000年12月まで『Web新潮』で連載された「神々の黄昏」全36回分の連載を25年の時を経て初めてコミックス化。松本零士、待望の新刊となる。
ワーグナーのオペラを原案とし、 キャプテンハーロックをはじめとする松本キャラが総出演した大作「ニーベルングの指環」4部作。現存するオリジナル原稿からのスキャンと最新のデジタル技術を駆使し、幻の第4部「神々の黄昏」を初収録した全4巻の完全版として復活。
第2部「ワルキューレ」から発表の舞台をオンラインマガジン『Web新潮』に移し、インターネット普及率が10%にも満たない中で連日40万アクセスを獲得するなど国内外で大きな反響を巻き起こし、ウェブでの漫画連載の草分けとなった。
1999年6月で完結した第3部「ジークフリート」までは新潮社からコミックスも刊行されたが、1999年7月から連載のはじまった第4部「神々の黄昏」は松本零士が多忙のため2000年12月の更新を最後に中断、未完のためコミックスも刊行されないまま2010年に『Web新潮』がサービス終了し、国会図書館でも読むことができない幻の作品となっていた。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
23
未完ですが、今まで読めなくなっていた部分が単行本に。ついに、自分が知っているハーロック、トチロー、エメラルダスの初期の頃に。メーテルは、まだまだ。「銀河鉄道999」も未完になっているが、暗黒の軍団との戦い、読んでみたかったなあ〜。宇宙の中では、後進の地球、「猿」と蔑まれるが、、、侮っていたら足元をすくう存在に。太平洋戦争時の日本と重なる。2025/10/16
ぐうぐう
20
ついに初単行本化となる第4部「神々の黄昏」が読める! 「Web新潮」で掲載されていた本作の第4部は未完のまま連載が休止されていたので単行本化されておらず、しかも「Web新潮」のサービス終了に伴い、長らくまったく読めない状態が続いていた。中断され、しかも単行本化もされていないので、「神々の黄昏」は単行本化しようにも枚数が少な過ぎるのだと勝手に思い込んでいた。しかし、いざ最終巻を手に取ると、そのボリュームに驚かされた。350ページを超える分量なのだ。(つづく)2025/10/13
ショコラ♡
2
えーっここで終わり!?偉大な父親を失ったハーロックとトチローも青年になり、これから本格的に大暴れか、というところだったのに。休載期間が20年以上もあったなんて知らなかった。敵キャラでも松本零士さんの描く女性は美しいとあらためて思った。本当に残念です…2025/10/16
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- 和書
- 人生なんとかなるもんさ