感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
100
心理学者のハロルド・シェイは怪しげな方程式を唱えて、北欧神話の世界へ飛ばされる。そこは論理的には存在するが、経験的にはありえない不思議な世界だった。ユーモア満載の傑作ファンタジーで、読んでいて何度も吹き出した。特に魔法使いと勘違いされたシェイが、四苦八苦して北欧神話の神々のロキやオーディンたちと渡り合う場面は本当に可笑しい。神話の世界が鮮やかに描かれているので、私のようなファンタジー好きには、たまらない内容だと思う。ドジを踏み続けるシェイも最後の方では魔法を使えるようになり、胸のすく活躍をする。2017/05/01
とんこ
19
至って平凡な心理学者がラグナロク直前の北欧神話の世界に転移する、軽い読み口のユーモアファンタジー。それなりに楽しく読めたんですが、やっぱり私のように北欧神話の知識が薄い状態で読むのはもったいないかも。北欧神話読んでから再挑戦したい。2024/12/04
ハイランス
2
心理学者のハロルド・シェイが三段論法的転送機でラグナロク直前の北欧神話の時代に飛ばされオーディンに出会い、トール・ロキ・ヘイムダルと冒険に出かける話。 今で言う異世界転生ものだけど、原著The Roaring Trumpetは1940年というのも凄い!2024/05/06
錯乱坊
2
ユーモアファンタジーの傑作シリーズです。毎回違った世界に飛ばされる(飛び込む?!)ハロルドがドタバタを繰り広げるお話です。2作目以降は毎回異なる同行者が狂言回しを勤める構成になっています。
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
2
☆×4.0…ファンタジーと言うとかっこいい活躍をする主人公!なんて思い浮かぶでしょうが、残念でした(笑)この主人公は8割読了までは本当、冴えない主人公です。読んでいてきっとげんなりさせられちゃうことでしょう。だけれどもその後は驚くほどの活躍を見せちゃうのです。ファンタジーファンタジーはあまりしてはいないのではじめての人でも悪くないかと。2011/08/12