出版社内容情報
『ニューロマンサー』『カウント・ゼロ』のメインキャラクターが再登場し、電脳空間のヴィジョンを超駆動させる、シリーズ完結篇
【目次】
内容説明
「奇妙。サリイ・シアーズは、外人ロンドン全体より奇妙だ」―抗争から逃れるため英国へ飛んだ大物“ヤクザ”の娘、谷中久美子についたボディガードは、銀に輝くミラー・グラスの女侍サリイ。未来を見失った少女と、過去を切り離せぬ女。ふたつの孤独な魂の影には、T=Aの亡霊3ジェインの思惑が密かに見え隠れしていた…未来世界と電脳空間のビジョンの極致が示される〈スプロール〉三部作完結篇!
著者等紹介
ギブスン,ウィリアム[ギブスン,ウィリアム] [Gibson,William]
1948年、アメリカ・サウスカロライナ州出身。1984年刊、初長篇にして〈スプロール〉三部作の第一作『ニューロマンサー』は翌年にはネビュラ賞のほか、フィリップ・K・ディック賞、ヒューゴー賞も受賞し、「サイバーパンク」の代名詞的作品として知られるようになった
黒丸尚[クロマヒサシ]
1951年生、1993年没、1975年東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
22
新版が出たので再読。スプロール3部作のトリ。4つの視点で進行する。ヤクザの娘 久美子、擬験スタアとなったアンジイ、廃物玩具製作のスリット、薬物中毒の売春婦モナ。4パートをまとめあげるのはミラーグラスのあの方。 アンジイに嫉妬し死後の念のようになった3ジェイン。ボビイにアレフを盗まれたり実は可哀想な子。母の面影を想う久美子、渚カヲルぽいコリン。1作ごとに強まるマリイの存在感。 本作は過去2作を丁寧に引揚げ発展させたものとなっている。ロアの形を借りたAIとの会話が重要。スプロール3部作やっぱ面白い。2025/12/15
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