出版社内容情報
広大無辺の電脳空間(サイバースペース)とネオン煌く退廃都市が交錯する近未来。元・凄腕カウボーイのケイスは再起のため、「ヤバい仕事」を引き受ける
【目次】
内容説明
「港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった」―無数のテクノ犯罪者たちが跳梁跋扈する魔都、千葉市の片隅。喪失した電脳空間〈サイバースペース〉への没入能力の復活を対価に、若きコンピュータ・カウボーイのケイスはヤバい仕事を引き受ける。命懸けの攻防のなか、彼は裏で事態を操っていた自律型人工知能、冬寂〈ウィンターミュート〉と邂逅する…唯一無二のセンスと鮮烈な表現力で「サイバーパンク」を確立した伝説的SF!
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
104
近未来のハッカーや殺し屋たち主人公が正体不明の雇い主から依頼され、スペースコロニーへ命懸けの潜入を開始する。というサイバーパンク小説。初版から40周年を記念し用語辞典を付加した新版で、字級が大きいため旧版より読みやすく表紙デザインも現代風にスタイリッシュなものに変更されている。何度読み返してもSFの傑作としか言えない作品。ヒューゴー賞&ネヴィラ賞受賞作。2025/12/26
とも
56
新版が出たので再読。サイバーパンク、サイバースペースを世に送り出した伝説的名作。 40年以上前の作品で、方々で模倣され尽くしているにもかかわらず読み味は強烈。やはり「本家の味」は強い。ネットが発達しAI全盛となった現代だからこそ解像度が高く読めた。 今回沁みたのは、リンダの記憶とケイスの怒り。ほか、マエルクムっていい奴、ウインターミュートの神出鬼没と万能っぷりが凄い、赤いLEDが光るブラウンかわええ、など。 本作は断然、再読をおすすめ。用語や設定が頭に入った状態だと、含意だらけの文章が味わえ楽しい。2025/08/24
ズー
24
SFが好きだと言ったら、英語の先生が勧めてくれたので読んでみた。かなり難解で何度も寝落ちしそうになったりした。でも途中で専門用語インデックスに気付き、照らし合わせながら読んでいったらだいぶ理解できて楽しめてきた。すごく読むのに頭使った。軽はずみにSF好きなんていうもんじゃないと思った😂。しかしこれが40年前ぐらいにタイプライターで書かれたとは思えない、古さを感じさせないサイバー感がすごい。あと所々に日本の名前が出てくるのも面白かった。ネオジャパン的な。2025/10/06
きゃれら
22
読書ガイドブック本で挙げられていたので手に取った。自分が働き始めた頃の作品であり、当時これを読むチカラは自分にはなかったと断言できる。いまならどうかというと、インターネット空間があり、ウエラブル端末があり、ハッキングがあり、映画「マトリックス」があり、ということで、自分のような想像力の乏しい人間でもなんとかついていけなくもない。ただ、描かれていることの半分以上は理解が難しく、結局何が何だか分からない読書だった。巻末の用語集を読んで初めて、ということもある。もう一度読んでみたいが、気力が奮い起こせるかな。2026/08/09
エジー@中小企業診断士
22
サイバーパンクの金字塔を30年ぶりぐらいで再読。映画マトリックスに与えた影響を認識→ザイオン。初の映像化がApple TVで進行中と知る→茶壺の内観。AI、バイオテクノロジー、クローン、冷凍睡眠、軌道エレベーター、スペースコロニー(フリーサイド)、ジャック・イン(没入)、シムスティム(擬験)、ディクシー・フラットライン、ウインターミュート(冬寂)、テスィエ=アシュプール、スプロール(BAMA)、モリイ、ケイス、カウボーイ。最新鋭の軍用アイスブレーカは中国製の広級クアンマークイレブン。サイバースペース。2026/04/04




