出版社内容情報
宇宙開発で危険な仕事をこなす、使い捨て人間(エクスペンダブル)の役割から無事逃れることができたミッキーだったが、さらに新たな無茶ぶり仕事が!?
内容説明
氷の惑星でのコロニー建設のため危険な任務を負う“使い捨て人間”ミッキーは、禁断の兵器・反物質爆弾を盾にして無事、任務から解放された。だが突然司令官に呼び出され、燃料問題を解決するため爆弾をコロニーへ差し出すよう命じられる。ミッキーは先住の宇宙生物・ムカデとバディを組んで、いま爆弾を手にしている他のムカデの群れから取り戻すべく遠征を開始するが!?2025年3月映画化原作『ミッキー7』待望の続篇!
著者等紹介
アシュトン,エドワード[アシュトン,エドワード] [Ashton,Edward]
アメリカ、ニューオーリンズ生まれ。2015年、Three Days in Aprilで長篇デビュー。《アナログ》誌などに短篇も多く執筆している。現在、ニューヨーク州北部で、妻、娘たち、愛犬マックスと暮らしている。自由時間には、ガン研究、大学院生への量子物理学講義にいそしんでいるとのこと(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
53
果たして人格にスペアーを用意することは可能なのだろうか?それはさておき、ミッキーは使い捨て人間であることを辞めて自身の人生を歩み出したが、先の行動が仇となって死地に赴くはめに陥ってしまう。エネルギー源としての爆弾の奪還⋯それにしても話半分程度だとしても人類以外の知性体とのファーストコンタクトを成し遂げた彼を雑用にしか使わないコロニーの指導者は何を考えていたのだろう?犬猿の仲の彼らであったとしてもそこがおざなりになってしまったから、ミッキーは出たとこ勝負の行動に頼らざるを得なかったような気がしてならない。2025/04/07
とも
24
前作から2年後、反物質を取り戻すためムカデとタッグを組み・・という話し。コロニーの生き残りをかけた異種族コミュニケーションとクエスト。一人称で冗談を交えた進行はアンディ・ウィアーっぽい。 前作でミッキーはエクスペンダブルを引退したので、本作では死に返り的な再生はなし、異種間コンタクトに主眼が置かれる。物語としての推進力は前作の方があったかも。 ミッキーのその後と奮闘を知りたい方におすすめ。2025/04/23
しゃお
24
『ミッキー7』の続編。任務から解放され平和に暮らしていたミッキー。しかし反物質爆弾を回収しないといけなくなり、先住者のムカデの協力が必要に。しかしムカデもまた敵対する生物との問題があり、ミッキーたちは思いもよらぬ危険な冒険に挑む事に。仲間同士でも意見が一致しないのに、異星人と果たして信頼し協力などできるのか。ユーモラスな描写を交えながら進むので、危機的状況でも楽しみながら読めました。終盤の展開はなかなか胸熱でもあり、前作の映画版を観るのも楽しみ。2025/03/18
Yuri
11
上司からの借本。映画化されてるそうですね。続編となる今作ではムカデとの戦いだけでなくて、共闘、なんだったら同行。ものすごい数のムカデ、クモ、『掘るやつら』…映画がどんな映像なのかも気になります。2025/04/16
そら
6
使い捨て人間ミッキー7の続編。前作から2年後、今度は、ムカデの『スピーカー』とコンビを組んで、他のムカデから爆弾奪還を図る。前作同様のコミカルさ。敵対的生物との対戦などスケールもアップしてて、最後まで面白かった!2025/03/24