ハヤカワ文庫SF<br> タイタン・ノワール

個数:
電子版価格
¥1,958
  • 電子版あり

ハヤカワ文庫SF
タイタン・ノワール

  • ウェブストアに12冊在庫がございます。(2025年06月02日 01時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150124656
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

亡くなったのは壮年にしか見えない90代の巨大な男……。探偵キャルは若返り処置タイタン化の開発者一族をめぐる闇に巻きこまれる。

内容説明

探偵サウンダーが調査を依頼されたのは、壮年にしか見えない90代の巨大な男の死―トンファミカスカ一族が開発したタイタン化技術により、人類は永遠の命を手にした。巨額の富を持つ数千人が、若返ると同時に巨大化した体を持つ「タイタン」になっている。富豪には見えないものの、死んだ男もその一人だった。男の過去と死の謎を追って、サウンダーはトンファミカスカを巡る闇に巻き込まれていく…。傑作SFノワール。

著者等紹介

ハーカウェイ,ニック[ハーカウェイ,ニック] [Harkaway,Nick]
1972年、イギリス・コーンウォール生まれ。ケンブリッジ大学では社会学と政治学を専攻。2008年に『世界が終わってしまったあとの世界で』でデビュー。様々なジャンル・フィクションの要素を織り込んだ独特の作風が高く評価され、英国SF協会賞にノミネートされた。そのほか、クラーク賞候補となった2012年の『エンジェルメイカー』(以上、早川書房刊)など、計8冊の小説を発表。2020年の父ジョン・ル・カレの死後、スマイリー・シリーズを引き継ぎ、新作Karla’s Choiceを2024年に発表している

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

85
主人公のキャル・サウンダーは警察に協力する私立探偵。巻頭から殺人現場に到着する。大学に研究室を持つ生物学者の被害者はタイタンだった。巨額の富を持ちT7を投与することで若返り病も治る。かわりに肉体は巨大化していくタイタン。…これはSF設定のミステリー小説。時空を駆け巡るわけでも、AIを駆使するわけでもないので読みやすい。探偵は満身創痍になりながらも駆け引きとユーモアを駆使して真相を追いかける。うまい具合に恋愛要素も加わり魅力的な主人公から目が離せない。確かにノワールでミステリー、面白かった。2025/01/26

新田新一

44
タイタン化と呼ばれる不老不死のテクノロジーが発達した未来が描かれています。タイタン化した人間は巨大化し、一般の人間からは羨望の眼差しで見られます。主人公の探偵サウダーは、タイタン化した男の死因の調査を開始。男女と家族の愛憎の縺れが、事件の背景にあることが判明。これは傑作。ミステリーとSFの両方の面白さを兼ね備えた小説です。どちらの分野も好きな私にはたまりません。特にロス・マクドナルドのような一人二役のトリックが使われ、それが未来の科学技術に基づいているという設定は絶妙。続編も読んでみたいです。2025/01/26

アプネア

25
警察のコンサルである探偵が、とある巨人の死の謎を解いてほしいと、依頼を受ける。タイタン化技術の裏で繰り広げられる、様々な陰謀に、巻き込まれていくのだが・・・。ああ面白かった〜。都市伝説的なクリーチャーが出てきたりと、B級なノリですが、頁を進めるごとに、面白さに拍車がかかる。とにかく、流れるようなテンポの良い会話劇が良くって、ミステリの点と点が繋がっていく爽快感もあり、気づけば一気読みだった。最後はそうなるよねって感じだったけど、これはこれで続きが読みたいなあ。おすすめ。2025/03/09

M H

25
若返ると同時に巨大化した「タイタン」になる技術を富豪が独占する世界で、タイタンの死体が発見される。軽口を叩きながら調査して喧嘩も強い探偵キャルが魅力的。格闘シーンも事件の真相も上手く設定が生かされていて、かなり面白かった。何とはなく小気味よいハードボイルドとして浸っていたら、ラストでちょっと関節を外された感じ。続編気になるけど、うーん。2025/02/07

わたなべよしお

23
超高額な医薬品で不老化し、肉体も巨大化したタイタンが存在するSF要素を含んだ近未来探偵小説、といったところかな。ハーカウェイさんは「エンジェル・メーカー」以来だけど、主人公の独特の軽口も健在で、とても面白かった。続編があるらしいが、ぜひ読みたい。2025/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22245076
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品