出版社内容情報
エスタルトゥから故郷銀河のアルダスターへ
戻るカルタン人のダオ・リン=ヘイは、この
15年間の苦難の入植の歴史を回想する……。
内容説明
カルタン人にとり“ラオ=シン”とは、種族のあいだで古代から伝わる楽園であり、約束の地のことだった。そこに種族の全員を移住させるため、カルタン人はラオ=シン入植計画を実行する。かれらがアルドゥスタアルと呼ぶ三角座銀河から四千万光年の距離にあるラオ=シンで、庇護者ダオ・リン=ヘイの指揮のもと、入植地は着実な発展を遂げていた。だが、そのダオ・リン=ヘイにアルドゥスタアルへの帰還命令が出される!
著者等紹介
井口富美子[イグチフミコ]
立教大学文学部日本文学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
6
「ラオ=シンの入植者」と標題作の二篇収録。カバー袖の登場人物紹介に前半のエピソードにニッキ・フレッケルとあるが彼女はほぼ登場せず。ラオ=シン(エスタルトゥ)へのカルタン人の入植の歴史を庇護者であるダオ・リン=ヘイの視点から語られ、ダオ・リンが主人公と言える。入植の最中、突如カルタン人の故郷アルドゥスタアル(三角座銀河)から帰還命令が出され、テラナーからの襲撃を指揮しつつ自分が過失したのではと苦悩する。事実は彼女の資質を見抜いた全知女性たちが、仲間の死去による後継者としての指名によるものだった。2022/01/25
そうげん(sougen)
0
読了しました。ラオ=シン・プロジェクト、カルタン人高位女性、エスタルトゥ。どういう風に要素がかみ合っていくのか、つづきも楽しみです!2022/01/30