出版社内容情報
シオム・ソム銀河のヘラルドゲートをくぐり
パイリア星系に来たテケナー、ロワらは門番
のウミウシ型のナック種族と邂逅するが……
内容説明
惑星マルダカアンから惑星パイリアに向かったロワ・ダントンとロナルド・テケナーのパーミット保持者ふたりは、そこで第一の紋章の門“テラナー門”の落成式を挙行することになった。一方、ダントンとテケナーが法典分子に影響を受けるのを阻止するべく、抗法典分子血清を持参したアンドロイドのジョー・ポリネーゼもやはりパイリアをめざす。その体内にシガ星人ルツィアン・ビドポットとスーザ・アイルをしのばせて…
著者等紹介
シドラ房子[シドラフサコ]
武蔵野音楽大学卒、独文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
7
標題作と「蛮人の門」の二篇収録。七恒星帝国への七つの門は、ロワとテクらにとってはそこを抜けると法典の戒律を順守しているかどうかを試される門でもあった。第一の門”テラナー門”の落成式では、惑星パイリアの人々の発展に対しソム人がいかに積極的に”関与”しているかが映像で示された。未だ法典分子の影響下にあるロワとテクのパーミット守護者に対し抗法典分子血清を届けようとするが…。意外な解決法に驚き。後半はソム人に対する戦いを援助する人々とブルが登場。法典の戒律、思ったより人間的なのか戦い一辺倒でもなさそう。2021/07/08