出版社内容情報
メタバイオ変換能力者のイルミナがヴィールス船で訪れた惑星は、"神"キドによる病気を利用して神官がその住人を支配していた!
内容説明
メタバイオ変換能力者イルミナ・コチストワは、不運な者たちの病を癒やす目的のため、ヴィールス船に乗りこんで、ひとりテラを旅立った。彼女もほかの多くのヴィーロ宙航士と同様、エスタルトゥをめざすつもりだ。その途中でたどりついた惑星マガラでは、トカゲの末裔である神官が、かれらの神マガラ・キドが引き起こす病気を利用して住民を支配していた。キドが発信するパラプシ性インパルスが病気の原因と判明するが!?
著者等紹介
星谷馨[ホシヤカオリ]
東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒、文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
7
標題作と「まやかしの楽園」の二篇収録。標題作は、メタバイオ変換能力を持つ女性ミュータント、イルミナ・コチストワが活躍。惑星マガラを支配する神マガラ・キドと、その力で住民を従える上級神官クサウンドクセに立ち向かう。事件後キドは表紙にあるような”子ども”になり、コチストワと行動を共にすることになる。後半は恒星セポル系のドーム内にある遊興施設エリュシオンで、貴重なホワルゴニウムを使ってブルが情報収集していくが、エルファード人と力強き者との会話を聞いた後、罠にかかりエリュシオンから出られなくなる。次巻へ続く。2021/01/26
そうげん(sougen)
1
レジナルドブルが主導権を握る物語は、だいたいこんな風になっていくという定式があるように受け取れるけど、繰り返しが面白いとも感じてます。イルミナとキドのコンビはどういった関係に落ち着いていくのでしょう。次の巻を楽しみに待ちます。2021/02/01