出版社内容情報
深淵の都市スタルセンで、アトランは友愛団と名乗るプシオニカー集団に捕まって、彼らの拠点"オクトパス"のなかに拘束された!
内容説明
深淵の地の主要都市スタルセンでは厳格な階級制度が定着し、下級の市民はきびしい生活を強いられていた。それを打ち壊すと決意したアトランは、特権階級市民との決闘に挑むジェン・サリクと別行動をとり、忠実な従者となった深淵の住民チュルチとともに同志集めに向かう。だが、その途中で友愛団と名乗るプシオニカー集団の超能力に捕まってしまい、かれらの本拠である大ダコ形の建物“オクトパス”のなかに拘束された!
著者等紹介
若松宣子[ワカマツノリコ]
中央大学大学院独文学専攻博士課程修了、中央大学講師、翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
5
標題作と「スタルセンの地下墓地」の二篇収録。前巻に引き続きスタルセンでのアトランとジェン・サリクの冒険。それぞれチュルチとウェレベルという深淵の住民を従者に、スタルセンの階級社会の打破を目論むが、プシオニカーや地下世界の様々な生物(トリフィドのような樹木から発達したかのような種族たち)の攻撃にさらされる。スタルセンの支配階級が恐れる鋼の支配者が、テングリ・レトスであることが前巻でほのめかされたが、本書でもそれを補強する”証拠”が…。そして深淵の騎士であることで危機を逃れたアトランら。次巻以降も見逃せない。2019/11/11
mabo510
0
読んだ!でも、何書いてあるのか理解できない!2019/11/22