出版社内容情報
終身刑と引き換えに火星上の施設建設を命じられたフランクら7名の男女だが、次々に仲間が命を落としていく! ノンストップSF
内容説明
息子のために殺人を犯し、終身刑で服役中のフランクは、火星基地建設プロジェクトへの参加を持ちかけられる。刑務所で人生を終えるか、火星で生きるか―後者を選んだフランクをはじめ、プロジェクトの参加者は老若男女の囚人7名。だが彼らは火星でひとりまたひとりと命を落としていく。酸素不足、過量服薬、二酸化炭素中毒…これは事故なのか、自殺なのか、それとも?ディック賞受賞作家が贈る火星サバイバルSF。
著者等紹介
モーデン,S.J.[モーデン,S.J.] [Morden,S.J.]
イングランド、ゲーツヘッド生まれ。大学で天文学と地質学を学び、博士号を取得。サイモン・モーデン名義で執筆した、破滅後世界のロンドンを舞台にロシア人物理学者の冒険を描くサイバーパンク三部作“The Samuil Petrovitch Trilogy”(2011)でフィリップ・K・ディック賞を受賞
金子浩[カネコヒロシ]
1958年生、早稲田大学政治経済学部中退、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スター
64
満足の1冊。題名に「火星」と入ってるとSFファンとして、心が躍る。原題には入ってませんが。男臭い話ですが、そういうの好きなので良かった。ラッセル・クロウみたいな役者に主人公演じさせたらいいのではと思う。近未来が舞台で、主人公は殺人で懲役120年の刑になるが、火星基地建設への参加と引き換えに、刑務所から出る。主人公始め7名が火星に行くが、囚人が1人ずつ不可解な死を迎える。 最後まで読めない展開。著者は英国でサイモン・モーデン名義で活躍中ですがこの本のみ別名義で、邦訳もこれが最初。他の作品も訳してほしい。2019/09/19
あさうみ
56
経費削減?のため囚人が火星へ基地建設のため送られる。前半は1歩間違えればほぼ即死のサバイバル、後半には殺人事件まで起きて、極限状態に拍車がかかる。全体的に読みやすいSFでした。予想がついたがこの結末は◎。2019/05/08
あたびー
29
火星の環境描写がリアルで息が止まりそうになるSFアクションミステリー。息子の為に殺人を犯した終身刑囚のフランクに来たオファーは、火星に基地を建設すると言う話だった。過酷な訓練を経て貨物のように火星へ送られた7人の囚人は、運営企業のクソ野郎に見張られながら更に過酷な環境で基地を建設するが、一人また一人と命を落として行き…間々に挟まる企業側の記録がとことん胸糞悪い。ミステリーとは言っても大方の人に犯人は自明か。続編もあるらしいぞ!2020/03/03
しゃお
28
火星基地を作る為に送り込まれた無期懲役刑の囚人達。それぞれの得意分野でもって協力しながら危機的状況を乗り越えていくサバイバルな前半から、後半は密室的な状況で起こる殺人が描かれるミステリやサスペンス的な物語へと展開します。サバイバル的な部分は「火星の人」よりも弱いのは否めないですし、ミステリとしては予想通りな部分が強いので、もう少し早めに盛り上げるような展開が欲しかったかな。でも逃げ場のない火星で犯人を探し出さねばならぬ危機感と緊張感は存分に味わえますし、それを映像で観てみたくなりますね~。2019/04/20
ひさか
25
2019年4月ハヤカワSF文庫刊。火星でこなす無茶なミッションは、お仕事小説の趣きがあり、楽しめました。ミステリー部分はお粗末ですが、ミッションの阻害要素ととらえれば、納得できます。冗長さはあるものの面白く楽しめました。2019/09/08




