出版社内容情報
トーラと共にラノルに着いたローダンらはフェロン人の長・トルトに迎えられる。ブル、シドらは脱出のため新たな作戦を練るが……
ヴィム・ファンデマーン[ファンデマーン ヴィム]
著・文・その他
高木 玲[タカギ リョウ]
翻訳
内容説明
トプシダーの捕虜収容所から脱走したタコ、アンネらは、遂に惑星ピゲルでフェロン人の長トルトと邂逅した。そしてトーラを救出したローダンらは惑星ラノルにて、長年彼らを待ちわびていたという者から驚愕の事実を知らされるが…。一方、宇宙船“ミラナー”に囚われているブル、シドらは、ネズミやビーバーに似た姿のグッキーと出会う。彼らは脱走のため協力して、ファンタン星人相手に“芝居”を演じる算段を始めた
著者等紹介
高木玲[タカギリョウ]
ドイツ語翻訳家。大阪外国語大学大学院修士課程修了。主にヨーロッパの歴史ノンフィクションの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
14
出だしは、インタビューされているタコ・カクタ。この本が書かれた2012年、ドイツ人は福島が放射能地獄になると思いこんでいたんだろうなぁ。そこを生き延びて東京でパチンコをしたいと願うタコ少年の回想が語られます。気落ちせず本文にかかると、ヴェガでトプシダーやファンタン星人に屈しない人々の話。ようやく話が前に進んでいきますね。そして戦いを止めるため、目の前の脅威を乗りこえるために立ち上がるローダンの姿。そう、こうでなくちゃいけない。2018/12/31
SINKEN
7
【総評】★★☆☆☆【感想】かなり置いて行かれた感あり。誰が誰だか、どこで何してるのだかさっぱり着いていけてません。が、とりあえず2ndシーズン残り2巻まで読んでみて、その先を読むか考えよう。誰か面白さを教えて!2019/02/25
スターライト
7
ヴェガ星系でトプシダーとのたたかいを続けるローダンたち。いにしえの物語が語られる中で、エラトという言葉が!それはエルンスト・エラートのことなのか。そして正篇でも出てきたメタンズの名前までも。一方、ファンタン星人に囚われたブルたちが、オリジナルの劇を演じることで宇宙船からの脱出の機会をうかがう。それにしても作者のヴィム・ファンデマーンは日本通なのか、チョーヤ梅酒やら「山手線の歌」(そんなのあったっけ?)やら出てきて思わずニヤリ。次巻も楽しみ。2018/12/31
やすお
6
だらだらと読んでしまったが、宇宙の様々な場所でローダンを含む登場人物が活躍する。トプシダーとの戦いやフェロン人やアルコン人との関わりなど読みどころは多い。日本のエピソード(楽しいものもそうでないものもある)を取り挙げられるのは良いが、日本のことを知らない人には、何のこっちゃと感じるほどローカルだ。登場人物の活動量も増え、謎の人物も増え、続きが読みたくなって仕方がない。2019/05/11
ロック
5
話がようやく纏まり出した。ヴェガ星系でのトプシダーとの戦いから逃れたローダン達はラノルという惑星でまさかのアルコン人と会う。トプシダーに捕まったタコ達は捕虜収容所からに脱出しピゲルという惑星へたどり着く。それぞれトプシダーによる対抗手段と1万年前から始まっていたアルコン星人の進出計画など今後に繋がりそうな話がいっぱい。さらにファンタン星人に捕まっていたシド達も脱出計画を進める中、まさかスーに超能力の覚醒が。3歩進んで2歩戻るようなことばかりなので少々疲れるシド√は多分次が最後の賭けになるのかな?2021/10/10