出版社内容情報
ローダンたちの乗る《グッド・ホープ》は、惑星フェロルに墜落・大破する。地球ではアダムスがファンタン星人と取引をするが……
ミハエル・マルクス・ターナー[ターナー ミハエル マルクス]
著・文・その他
内容説明
“グッド・ホープ”は敵の攻撃で大破した。ローダンたちは異能者の能力によってかろうじて惑星フェロルに避難するが、ローダンとフェロン人のカクトールを中心とする一行と、タコ・カクタを中心とする一行に分かれてしまう。両チームとも負傷者を連れ密林地帯で待避するが、フェロルには容赦ないトプシダーの攻撃が続く。地球では独自の基準で地球の品々を収奪するファンタン星人と交渉するべくアダムスが接触するが…
著者等紹介
鵜田良江[ウダヨシエ]
1970年生、九州大学大学院農学研究科修士課程修了。化粧品開発技術者を経てドイツ語翻訳者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
10
★★★ 話があまり進んでない。2018/12/30
鐵太郎
9
今回もいくつかの視点に別れて話を進めます。まずは、フェロルに難破し、<グッド・ホープ>から脱出したメンバーたち。ローダン、トーラ、ツバイ、セング、バトゥーリンらのグループと、タコ・カクタ、アンネ・スローン、ダーリャ・モロソフ、ニッセン、重傷のデリングハウスの別グループ。彼らは二つに分かれてトプシダーに侵略されるフェロンで生き残りを計ります。そして地球では、ファンタン星人の侵攻に対抗しようとする人々。アダムズがメインか。どちらの異星人も、旧作より深みが増し、その分「西欧的」に見えるのが面白い。2018/09/27
イツキ
9
惑星フェロルに不時着しバラバラになってしまったローダン達のサバイバルとファロン人達との出会い、トプシダーとの戦いは読み応えがありました。ただいままでもそうでしたが今回は一段と主人公であるはずのローダンの影が薄い気がしました。2018/09/24
SINKEN
8
【総評】★★★☆☆【感想】敵襲によって被弾したアルコン船「グッド・ホープ」からの脱出の際、2つのグループに分断され惑星フェロルに不時着したローダン一行。その星の住人は部族単位で全く違った生活様式や価値観を持ち、ローダン達の行程を翻弄する。同じくして地球上ではファンタン星人による"ベズン"狩りが横行し、異星人排他の風潮が沸き起こる。今作は、地球の内外で遭遇したそれぞれの地球外生命体についてのお話がメインですかね。ファンタン星人の思惑がどんなものか。。。あと、消えたトーラの行方も気になる。2018/11/09
やすお
6
“攻防戦”というタイトルであるが、そんなに派手な戦いが繰り広げられたわけではない。地味ではあるが宇宙人との交渉などをうまく進めなければならないシチュエーションなど、複数の場所でそれぞれ緊迫したストーリーが進むという意味では、精神的に胃がキリキリするような攻防はある。次巻以降で大きな展開を迎えるための準備段階の巻だったのかもしれない。2019/03/30