出版社内容情報
絶滅の危機にある人類を救うため、入植可能
な惑星を求めて大宇宙を探索するボブたち。
彼らは4つの植民可能な惑星を発見するが!?
デニス・E・テイラー[テイラー デニス イー]
著・文・その他
金子 浩[カネコ ヒロシ]
翻訳
1 ~ 1件/全1件
- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
99
アザーズ…。蟻んこのような感じの貪欲な侵略者…かな?カエルの楽園にでてくるウシガエルのような個性の無い不気味さを感じてしまいます。 4つ足走行の知的生命体は腰痛しらずの優れものな知的生命体になりそう…。でも4つ足でどうやってトイレ掃除するのだろう?気になります。2018/10/14
sin
61
「SFの見本市や~」AI、宇宙戦争、地球滅亡、惑星移住、ファーストコンタクト、文明への介入、敵対するエイリアン、アバター、光速を超えた通信、小惑星移送、テラフォーム、仮想現実エトセトラ、エトセトラ。まさにSFオタクの独壇場である。そしてそれらの出来事が複数の同様な人格を通して語られる処に、この物語の特徴を感じることが出来る。まるで平行宇宙の出来事を目の前にする特権を読者として与えられたかのようだ。さあ次は何が用意されているのか!2018/07/29
姉勤
40
4部作の2巻目。西暦2167〜2221。主人公死亡からソフトウエアとして蘇生し約2百年。主人公のクローンコピーも増殖、数世代を経て、銀河の移民可能惑星の探索、テラフォーミング、知的生命の進化や保護の促進など、今や各星系の執政官というよりは、地球人類や知的生命の「善き神」として振る舞う。しかし中身は80〜90年代をオタクとして生きたエンジニアのまま。その神も表題のレギオンに相応しい生命体に接触、戦端を開く。無敵万能を誇った地球文明も蹴散らされ、絶滅か生存かの岐路に。2024/06/22
ひさか
31
2017年4月アメリカで出版された「For We Are Many」を金子浩訳で、2018年7月ハヤカワ文庫SFから刊刊。シリーズ2作目。モロに1作目の続きで、しかも強力な敵であるアザーズが出て来る。どうなるか、次作が楽しみ。2018/09/30
ヘラジカ
26
今回も語られる視点が多すぎるので壮大な物語の割にはゆるーく面白い。しかしずっと読んでいたくなるような惹きつける力は健在。SF作品でよく見る超越的キャラクター(ドクター・フーやスタトレのQ、或いは作中でも触れられていたオーバーロード)が主人公というところに創造の限界を感じさせずワクワクさせられる。でも物語を作る上では自由度が高いように見えて、実は結構な制限があったりするんだろうなあ。スピンオフで入植者目線の短編小説があったら面白いかも。ポセイドンとかもっと掘り下げてくれーって思ってしまう。