出版社内容情報
金星で目覚めたトーラはアルコン人の意外な
過去を知る。テラニアでは中国軍が核兵器を
使用し、窮地のローダンは決断を迫られる。
内容説明
中国軍はテラニアへ遂に核兵器を使用した。異能者のシドの機転により最悪の事態は免れるが、シドの安否は不明となる。ローダンたちはその混乱で逃げ惑う一般民を収容するため、やむなくテラニアのエネルギードームの出力を切ったが、中国軍もまたテラニアへ侵入してきたため、一時撤退の準備を始めた。一方、金星に不時着していたトーラは、アルコン人の意外な秘密を知る。そして、米国ではクレストが起訴されるが…。
著者等紹介
柴田さとみ[シバタサトミ]
ドイツ語・英語翻訳家東京外国語大学外国語学部欧米第一課程卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
22
中国軍が核を使用した事により、ローダンは人々を救うためにもテラニアを放棄する事に。テラニアから逃げ出したローダンとブルですが、再びテラニアの地を踏む事が無事にできるのか。一方でパイ・ジェン将軍も遂に決断を下す事になります。テラニアを巡っての大きな動きが見える中で、アメリカ政府から糾弾されたクレストの事や、遥か金星で起きている事など、いろいろ気になる展開はどのように収拾つけていくのか楽しみです。2018/02/04
宇宙猫
17
★★★★ やっと話が動き出した。いつも物足りないのは、あとがきが無いからだと気づく。2018/04/02
鐵太郎
14
エネルギー・バリアから隔たったところで起きた核爆発は、ローダンへ中国軍など世界の諸勢力への憎悪になりかねない不信感を抱かせます。これが誤解であるとしても、一度絡んだ紐をほどくのは難事業。果たしてこの問題は解決できるのか。危険と判断してテラニアを放棄してしまったローダンらは帰還できるのか。だんだんと広げた風呂敷の閉じ方が見えてきたこの巻。8巻でひとくくりになる予定ですが、どう決着するのかな。2018/01/31
やすお
7
ローダンらが絶体絶命のピンチに陥る。アルコン人のクレストも死刑になりそうだし、ここからどうストーリーが進むのか、きっと逆転の狼煙が上げられるのだろうけれど、それにしても緊張感ある展開である。一方で、中国軍司令官バイ・ジュン将軍の行動もこれからの展開で重要になりそうで、ここに一縷の望みがあるのかもしれない。また、アルコン人が過去に太陽系と関わった事実が少しづつ明らかになり、さらに謎が増えそうでワクワクする。次巻で第一部が完結する。どんなクライマックスになるのか楽しみだ。2018/03/22
スターライト
7
中国軍がついに核兵器をテラニアに投入。ローダンとブルは、オーストラリアへなんとか逃れるが、現地の人々に狙われる。一方、ローダン側につくことを決心した中国軍のバイ・ジュン将軍は総書記らを人質にとり、テラニアをローダンらが帰還するまで守るために戦う。ミュータントがだんだん存在感を増しつつある展開。21世紀にリブートされた本シリーズは、ますます快調。恐らく第2シーズンも訳されるよね?ところでトーラが金星で遭遇したリコって、誰だ。今後のストーリーの鍵を握る人物か。2018/01/31