出版社内容情報
ノルガン・テュア銀河を探索していた《バジス》の前に、奇妙な光る宇宙の雲があらわれた。雲に近づくのは危険だと警告されるが!?
マリアンネ・シドウ[シドウ マリアンネ]
エルンスト・ヴルチェク[ヴルチェク エルンスト]
原田 千絵[ハラダ チエ]
内容説明
ペリー・ローダンが惑星クーラトにあるケスドシャン・ドームで深淵の騎士任命式を終えたあとも、“バジス”はまだノルガン・テュア銀河にいた。ローダンの指示をうけ、深淵の騎士とポルレイターのシュプールを探していたのだ。だが、“目”によって無間隔移動ができるはずのローダンが一度も姿をあらわさないことで、乗員たちのあいだには不安が生まれている。そんなとき、“バジス”の前に奇妙な宇宙の雲があらわれた!
著者等紹介
原田千絵[ハラダチエ]
慶應義塾大学文学部卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
10
標題作と「永遠の戦士コジノ」の二篇収録。前者では奇妙な宇宙の雲による騒動が起きるが、さんざん《バジス》内を翻弄した後、あっけない結末を迎える。後者は、なんだかムアコックのエターナル・チャンピオンみたいなタイトルだが、ポルレイターの負の部分という既出のアイデアをアレンジした感じ。デメテルの正体がまた少し解明(?)されたところがポイントか。ビーザンの特異性がもやもやしたまま終わっている感じだが、今後の伏線になりうるか?テングリ・レトス=テラクドシャンの一時的な豹変は乗っ取られていたととっていいのかな。 2017/05/15
鐵太郎
9
前半「黄金の粉塵人間」は、<バジス>の中で起きた奇妙な幕間劇。ちょっと行ってくる、といって地球に行ったローダンが、戻る気配もないしまったく通信をよこさないことが不安になっている中で、金粉のような奇妙な物体が<バジス>に侵入し、乗組員にとりついたのです。取り付かれた粉塵人間の運命はいかに。──後半「永遠の戦士コジノ」は、善と平和のヴォワーレと、それに対立する存在であるその弟、悪と戦いのコジノの物語。ダントンの妻デメテルは、去って行ったヴォワーレの代理とされたのか。ポルレイターの戦士コジノの考えとは。2017/05/15
mabo510
0
またよくわからない展開へ? 脇道に逸れ過ぎ?2017/05/13