内容説明
第二次世界大戦の敗戦から、日本は復興を始める。現行憲法の発布、教育基本法、通貨の改革など、新しい社会が動き出す。朝鮮戦争特需をきっかけに経済も回復していく。同時に戦後世界は、植民地からの独立が相次が、国連を中心に、各国が密接に関わった国際社会として形成されていった。そうしたなか、米ソ冷戦下で交わされた日米安全保障条約により、日本はアメリカの世界戦略に組み込まれる。
目次
焼け跡からの出発
日本国憲法ができる
朝鮮戦争が起こる
平和条約が結ばれる
安保条約が改定される
高度経済成長の時代
世界と結ぶ日本
高度経済成長の終わり
ロッキード事件起こる
豊かな暮らしのなかで
経済大国として
昭和から平成へ
政治改革の動き
これからの日本
著者等紹介
松尾尊〓[マツオタカヨシ]
1929年鳥取市に生まれる。松江高校(旧制)を経て、京都大学文学部史学科(旧制)卒業。京都大学人文科学研究所勤務後、京都大学教授、京都橘女子大学教授を歴任。現在は京都大学並びに京都橘大学名誉教授。専門は日本近・現代史
木村尚三郎[キムラショウサブロウ]
1930年東京都に生まれる。東京大学文学部西洋史学科卒業。日本女子大学助教授、東京都立大学助教授、東京大学教養学部教授を歴任し、東京大学名誉教授、静岡文化芸術大学大学長。西欧文明全般、特にフランス史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吉田あや
56
GHQにより軍国主義から民主主義の日本となり、国民主権の平和憲法を掲げる国へ。昭和20年にはやっと女性にも参政権が与えられ、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の元、国際連合への加盟も認められ、経済大国を目指した高度経済成長の時代へ。地球温暖化や、不安定な世界情勢を抱えるこれからの世界の発展の形が、過去の過ちを争いごとの種にするのではなく、反省し、手を取り合い、未来に生かせる文化的で心豊かな成長の歴史へと続いていってほしい。2018/07/09
ごうた
1
そういえば、現代史の知識がないと思い読む。大きな出来事、時代の流れは掴みやすい。一方、ストーリーが国民目線のため、経済政治の流れは手薄。2017/12/04
うろたんし
1
歴史を作るのはみなさんです。かあ。知らないことがたくさんありすぎて、浅学が身に沁みる。2014/05/31
わお!
0
《目標》 ・日本の歴史に関する教養を深める第一歩。《今後の行動》 ・漫画はすべて読み切った。次は活字で日本史の理解を深める。《感想・抜粋》・第二次世界大戦後、平和な世の中へ変わり始める昭和、平成時代を描いている。・どれだけ世の中が変わろうが、政治家の中に心根が腐っている人はいるんだと実感する。2016/05/14
なおしょうたつ
0
戦後から戦後の復興まで。今さらだけどおおよその概略を把握するには、漫画ってわかりやすいツールだなと感じた。2021/07/25