出版社内容情報
脳だけが船に接続され、兵器にされた男の決死の反撃! コロニー連合と地球、異星人の間に争乱を企む謎の一派との最終対決を描く
ジョン・スコルジー[スコルジー ジョン]
内田 昌之[ウチダ マサユキ]
内容説明
元プログラマの操縦士レイフは、気がつくと脳だけの姿で宇宙船につながれ、コロニー連合への兵器にされていた。レイフはその元凶の謎の組織“均衡”に、決死の反撃を試みるが…。そのころエイリアンとの外交任務中のコロニー防衛軍のハリーは、“均衡”の攻撃を受けた地球の宇宙船を救助していた。連合と地球、エイリアン間に争乱を引き起こす“均衡”の目的とは?大人気ミリタリーSF“老人と宇宙”シリーズ第6弾。
著者等紹介
スコルジー,ジョン[スコルジー,ジョン] [Scalzi,John]
1969年、カリフォルニア州生まれ。1991年にシカゴ大学卒業後、地元の新聞で映画評やコラムを書く仕事につく。2005年に刊行した第一長篇『老人と宇宙』がヒューゴー賞・ローカス賞の候補になり、2006年のジョン・W・キャンベル賞を受賞した。さらに、星雲賞を受賞した『最後の星戦 老人と宇宙(3)』と『アンドロイドの夢の羊』、ヒューゴー賞・ローカス賞のダブル受賞をはたした『レッドスーツ』(以上早川書房刊)などの長篇を発表している
内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生、神奈川大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
32
★★★★ 面白かった。スペースオペラな感じじゃなくなっちゃったけど、シリーズの終わりとしては綺麗に完結してよかった。レイフは「戦う都市」のシメオンを彷彿とさせて好きだな。2017/08/03
Panzer Leader
32
前作の13+2の短編から本作は4話の中編。ユーモア溢れるアクション味薄めのSFポリティカル物で、それぞれ違う主人公で描くスケール感のある物語は充分面白い。だけど初期の様な長編物が自分の好み。ゾーイを主人公にした新作書いてくれないかなあ。ソルヴォーラはどうしてもビッグバードを連想してしまう。2017/06/20
火の壁
23
3作から前作と同様に全体的に権力闘争ものなテイストでバトルシーンはほぼ無し。地球人類とコロニー連合の対立を描くのはストーリーの延長戦上として分かるが、いかんせんバランスがなぁ。。1作目と2作目のバトル物な作風が好きだっただけに、そこは大転換しなくても!と思ってしまった。2025/02/01
わたなべよしお
22
「老人と宇宙」シリーズって続きあるの?そりゃ楽しみだけど、スコルジーさんの作品って最近、翻訳が滞ってるんじゃないかな。2年ぐらい前に「星間帝国の●●」(単にタイトルを忘れた。これもシリーズもののはずだけど)が出て以来、何もない。誰か、何とかしてくてください。2023/01/09
もち
22
「世界の終わりもだいぶ気にならなくなってきたようだな」◆身体を奪われ、脳だけで宇宙船を操縦する羽目になったパイロット。出自を活かした逆襲により、敵対勢力の正体が明らかになる。アダムウェとハリーを擁する外交団は、瓦解しつつある宇宙を救えるのか。■シリーズ第6作。前作で積み残された謎が一掃。爆ぜる宇宙船からの救出劇、超絶技巧の回避機動、暗殺事件の意外すぎる犯人、黒幕を打ち砕く合同作戦など、見所は満載。前巻から一気読みすれば、1~4巻級の満足感に浸れる。2020/03/29
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