出版社内容情報
クリスは辺境星域を探査中、謎の異星船と遭遇するが、その正体はなんとかつて人類と壮絶な殺し合いを演じたイティーチ族だった!
マイク・シェパード[シェパード マイク]
中原 尚哉[ナカハラ ナオヤ]
内容説明
辺境星域で新たなジャンプポイントを発見した王立調査船ワスプ号は、調査のため転移した。だがそこで出会ったのは、かつて人類と壮絶な殺し合いを演じた宿敵イティーチ族の異星船だった。またも星間大戦勃発か!?とあわてるが、彼らは外交使節で、なんとクリスの曾祖父で知性連合の王であるレイモンド一世にメッセージを伝えにきたという。かくてクリスは急遽臨時大使となり、異星人一行を王のもとへと送り届けるが…。
著者等紹介
シェパード,マイク[シェパード,マイク] [Shepherd,Mike]
1947年フィラデルフィアの海軍病院で生まれた。その後も海軍に勤務する親に連れられて、全米の軍港街を転々としながら育つ。大学卒業後は陸軍に入隊した。だが、新兵訓練中に負傷し、除隊。その後はタクシー運転手、バーテンダーなどを経験したのち、海軍省の事務員の職につく。1991年、アナログ誌にマイク・モスコー名義で短篇デビューし、1996年には過去へのタイムトラベルものFirst Dawnで長篇デビュー
中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生、1987年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
39
今回はカウガール・クリス? 曾祖父で知性連合のレイモンド王が出した無理難題を片付けに... かのイティーチ族はクァーディーの末裔?2020/10/14
鐵太郎
11
ついに異星人イティーチが登場。過去に問答無用の敵であったはずのあいつらとどのようにコミュニケーションを取るのか、という問題に振りまわされるクリス・ロングナイフは、今回知性連合の王、クリスの曾祖父でのレイモンド・ロングナイフの命令によってこの任務に就きます。さらに表紙絵のようなカウガールになってしまう情況は、これまた別な任務を行ったため。このややこしい状況の中で、クリスは何をすれば良いのか。 ──それにしても、アメリカ人の描く異星人ってやっぱりアメリカンになるねぇ、というのが感想。あは。2017/04/12
Mc6ρ助
4
『ジャック ・キャンベルがド ーントレス号艦長だ 。(p5645/5978)』がっ、楽屋落ち・・・。クリス・ロングナイフ、7巻目。いつもそれはそれは楽しみにして読んでいるのだが、向こうではすでに12巻、追いつくのかしら?2017/08/11
次へ
4
80年前に死闘を演じた異星人は更なる未知との遭遇を予感させるメッセージを携えて人類と再会した。さあ、新たなるスペースオペラの開幕!かと思ったら辺境の西部劇惑星に寄り道して手痛い一撃を喰らいます。で、本筋のストーリーは次巻に続く。あーぁ、次も読まなきゃ。いつ出るんだろう…。 あと、ネリーが泣きます。このコンピュータ、この先一体どんなことになっちゃうんでしょうか?2017/02/25
さんご
3
米国の小説には西部開拓時代やカウボーイ礼賛的なものを見かけるが、今回はそのものずばりな星が登場。今までも勝手に辺境外へ入植してっちやう、武力至上で自衛し独立独歩の自由を主張するなどその気はあったけどいつもより強く出てる。かなり前に書かれた物なのになぜかトランプさんを連想。概ね受け入れられている米国の"気分"なのかな。ネイティブアメリカンの扱いなど無邪気すぎる気がするけど。2017/02/20