ハヤカワ文庫SF<br> 破壊された男

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ハヤカワ文庫SF
破壊された男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150121112
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

エスパーが実権を握るディストピアを舞台に、サイバーパンクの先駆けとも言えるスピード感溢れる攻防戦が描かれる。第一回ヒューゴー賞受賞作

アルフレッド・ベスター[ベスター アルフレッド]

伊藤 典夫[イトウ ノリオ]

内容説明

時は24世紀、テレパシー能力をもつエスパーの活躍により、いかなる計画犯罪も不可能となり、殺人はすべて未然に防止されていた。だが、顔のない男の悪夢に悩まされるモナーク産業社長ベン・ライクは、エスパーを買収しその協力を得ることで、ライバル企業の社長殺害を決意する…ニューヨーク市警心理捜査局総監パウエルと、完全犯罪をもくろむ殺人者ライクとの息詰まる死闘を描き、第一回ヒューゴー賞に輝いた名作登場!

著者等紹介

ベスター,アルフレッド[ベスター,アルフレッド] [Bester,Alfred]
1913年ニューヨーク市マンハッタン生まれ。1939年、短篇“The Broken Axiom”がスリリング・ワンダー誌のSFコンテスト第一席入選作となり、作家デビュー。その後3年間、SFの短篇を発表するが、やがて『スーパーマン』をはじめとするコミックスの原作者、ラジオ、テレビ、ドラマの脚本家として活躍。SF界に復帰したのは、『破壊された男』をギャラクシイ誌に連載した1952年のこと。この作品は第1回ヒューゴー賞を受賞した。健康を害し、長い闘病生活ののち1987年心臓病でこの世を去った

伊藤典夫[イトウノリオ]
1942年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

73
1965年に邦訳刊行。伊藤典夫の初の翻訳単行本。スタニスラフ・レムが本作を「冒険小説の現代的バリエーションにすぎない」「外皮をとりのぞけば、中身は現代アメリカの諸特性を誇張したというだけの世界」「ステロ・タイプ」と批判したのに対抗し。伊藤典夫は1962年の『宇宙塵』に掲載された連載コラムにおいて、「とんでもないアイディアをとんでもない方向に発展させる」「まじめくさってふざけた話を書く。それがたまらない魅力」とベスターを擁護する。初めての翻訳単行本に選ぶくらい、伊藤さんはこの作品が好きだったのだ。2025/07/13

harass

61
テレパシー能力が確立した24世紀、犯罪は未然に防がれるようになった。だがあの男を殺さなくてはいけないと財界の権力者が殺人を企て、入念な計画の末に殺人は実行された。そしてエスパーの捜査官が70年ぶりの殺人事件を追うのだが…… 「虎よ、虎よ!」の作家の長編デビュー作で第一回ヒューゴー賞受賞作。独特のスピーディーな展開と盛り溢れんばかりのSFアイデア。52年の作品でいろいろな部分で古さを感じた。それがでてくるのかと。当時だと画期的なのだろうが。「分解された男」と記憶していたがそれは創元推理版だと。すこし期待外れ2017/02/06

森オサム

47
著者初読み。第1回ヒューゴー賞受賞作。1953年の作品。ざっくり言えばSFミステリですが、とにかく熱量が凄くて(特に主人公ライクの暴れっぷり)とっても読み疲れました(笑)。古典SFもちょいちょい読みますが、本作のインパクトは結構強烈、品が無くてえぐかった。とは言え、ミステリ的には最後のオチで途中に感じた違和感には結構説明が付き、割とスッキリ終わって良く出来てたと思います。しかし何と言っても装丁が素晴らしい。こんな格好良い表紙見た事無い!、ってくらい気に入った。巨匠寺田克也大先生恐るべし。ね、思いません?。2024/10/21

geshi

39
作者の主眼はエスパーによる監視が当然となった社会の閉塞と一般人対エスパーの深い溝あって、犯罪はそれを明確に見せるための場なのだろう。過度にミステリを期待しすぎると力技や行き当たりばったりや後手後手が多く計画性が弱すぎるけど、追う者と追われる者が互いを認識しながら命を懸けた戦いには引き付けられる。エスパー同士の心を読みある会話を様々なビジュアルで読ませる手法はベスターらしく、翻訳するのが大変だったろうなと思わせる。ラストに明かされる〈顔のない男〉の真相は意外かつ手掛かりはしっかりしている。2017/05/16

kinnov

37
SF、アメリカのSFを読んだなと満腹満足。スピードと奇想、内省と外連、いかにも6*年代SFだ。舞台設定を抜きにすれば、ミステリーとしても動機は一級品だ。探偵小説ではないのでルールは厳密には適用されていないけれど。ある種のモダンジャズを聴いている時に感じるグループと興奮に溢れた一冊。2020/03/09

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