出版社内容情報
オービター艦で惑星マルタッポンに到着したヴァリオは、施設の秘密調査を開始するが!?
内容説明
オービター艦“クーレル=バル”にひそんでいたアンソン・アーガイリスことヴァリオ・ロボットは艦が惑星マルタッポンに着陸したのを知る。深淵の騎士ハープーンのアルマダンが、ガルベシュ軍団の再侵攻にそなえて設置した“施設”の、中心となる惑星だ。ここにオービターの誤解を解いて銀河系種族を救う鍵があると考えたヴァリオは、とっておきの手段である“折りたたみマスク”を使ってマルタッポンの調査をはじめた!世界最長のスペースオペラ。
著者等紹介
林啓子[ハヤシケイコ]
獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒、外資系メーカー勤務、通訳・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
5
「狂ったオービター」と表題作の2篇を収録。前後半通じて、アンソン・アーガイリスが人類をガルベシュ人とする誤解を解こうと奮闘する。それにしても、表紙のこの卵型ロボットがアーガイリスなわけだが、最近この姿ばかりで最初の頃の威厳というか風格が全くないなあ。一応、惑星オリンプでは皇帝なのに。ところで表紙の女性は、オルキラさんですよねえ。会話からは女性性が感じられないけど。2014/10/01
とうくぼやかや
1
コピィたちにも不良品がって発想はおもしろいよね。ルパンのマモー編にも出てきたし。(原理は違うがね)スターウォーズにはいないのかな?シャッテン型はどう転んでも美形ってのがお約束。万能ロボットと狂った美女の逃走劇。お色気シーンもばっちりだ。つか、ロボットのくせに欲情するとかw。いつもならどんな困難もすり抜けられるはずのヴァリオが、うっかりしすぎじゃね?的な、ご都合主義に助けられまくり。ヴァリオの分身、クニッター型オービターとか、チキン・ジョージですね、わかります。2014/12/29
llll'
0
2015/05/24
eucalmelon
0
折りたたみマスクであるクニッターが自律して動き出すというぶっ飛びな設定には驚いた。それにしても、偉大なる退屈者とは、・・。こういうネーミングが大好きなのは、ドイツ人だから?2015/06/16
鐵太郎
0
お前らはガルベシュ軍団だから銀河から追い出してやる、という無茶苦茶なオービターたちの言いがかりによる侵攻を打開するために悪戦苦闘するアンソン・アーガイリス。ついにこの巻で突破口が、ってところかな。 あとがきは林啓子さんの、(刊行当時放映されていた)「花子とアン」にまつわる話。林さんの妹と姪は村岡花子さんの通った修和女学校(もしくはその後継校)に通った/通学中だそうで、その話題。「赤毛のアン」の話。そうか、何十年ぶりかで読み直してみようかな。2015/03/20