出版社内容情報
出生率の低下と痴呆化が進行した異形のニューヨークを下水ポンプ施設の職員の視点から描いたローカス賞受賞の表題作など、全10篇を収録した『ねじまき少女』著者の第一短篇集
内容説明
化学物質の摂取過剰のために、出生率の低下と痴呆化が進化したニューヨーク。下水ポンプ施設の職員の視点から、あり得べき近未来社会を鮮やかに描いたローカス賞受賞の表題作、石油資源が枯渇して穀物と筋肉がエネルギー源となっている、『ねじまき少女』と同設定のアメリカを描きだすスタージョン賞受賞作「カロリーマン」ほか、全10篇を収録。数多の賞に輝いた『ねじまき少女』でSF界の寵児となった著者の第一短篇集。
著者等紹介
バチガルピ,パオロ[バチガルピ,パオロ] [Bacigalupi,Paolo]
1972年米国コロラド州生まれ。オバーリン大学で東アジア学を専攻した。在学中に中国に渡航し、コンサルタントなどをしながら数年間を中国で暮らす。帰国後はウェブ開発者や環境分野の専門誌の編集をしながら小説を書き、1999年に“F&SF”誌に掲載された短篇「ポケットのなかの法」でデビューを果たした。同作は2013年星雲賞の海外短編部門を受賞している。2005年に発表された「カロリーマン」は、シオドア・スタージョン記念賞を受賞。2008年に発表の「第六ポンプ」(以上、本書『第六ポンプ』収録)では、ローカス賞中短篇部門を受賞している。2009年に満を持して発表された第一長篇『ねじまき少女』は、ヒューゴー賞とネビュラ賞の長篇部門、ローカス賞第一長篇部門、ジョン・W・キャンベル記念賞など、主要SF賞を総なめにするという快挙をなしとげた。『シップブレイカー』は2010年に発表された長篇第二作で、ローカス賞のYA長篇部門を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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