出版社内容情報
デメテルを帰還させるため、ダントンら三名は、搭載艇でトルグニシュ星系をめざした!
内容説明
ロワ・ダントン、ペイン・ハミラー、ハイタワス・ボールの三名はデメテルの気持ちをたしかめるため、“バジス”を出てトルグニシュ星系に向かった。その途中で通信を傍受し、プロンドフェアが衛星スペルターロジェで演説する予定だということを知る。だが、そこでは、プロンドフェアの失脚をたくらむクリンが策略をめぐらしていた。三名はそうとも知らず、デメテルもスペルターロジェにいるものと考えて、着陸するが…。
著者等紹介
青山茜[アオヤマアカネ]
ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
3
前半のエピソードで、デメテルをめぐるドタバタが収束。しかし、このデメテルと男たちの狂想曲に意味はあったのか?これがデメテルの秘密についての伏線ならいいが、これで終わったらあまりな気が。後半は、孤独なミュータント、エラート=アシュドンによる”それ”探索。セドアーとの遭遇は意外といい話だった。2013/08/29
llll'
0
2014/01/15
鐵太郎
0
前半 「クリンの罠」 はデメテルが去って傷心のプロンドフェアと、それを知らずにトルグニシュ星系に向かうデメテル恋しやのハミラー、ダントン、ボールのお馬鹿三人組。「宇宙の全車輪」騒動は決着するのか。 後半「テレパスの惑星」は、テレパス能力を持って互いの思考を読める住民の惑星に降り立ったエルンスト・エラート御一行。むろんどちらも心にバリアを張る能力は必須なので、テレパスである意味がさっぱりわからない世界での、ダールトン調の幕間劇。2014/02/17
とうくぼやかや
0
デメテルを巡る五角関係にも終止符が。クリンの利権に関わるお話も、テラナーにちょっかい出したせいでほぼ自滅。ゆうか、場面転換も多くて割と派手な印象。そして後半、2D人間エラート・アシュドンは「それ」を救う為にあてもなく宇宙を突き進み、未踏の銀河へ。未知種族との邂逅。出会った種族の事情。異星人に対する拒否反応からくる生命の危機、協力者の手を借りての脱出劇と、かなりテンプレ。うわ、アクロバスかなりうざかったわ。 2013/08/28