出版社内容情報
テラナーは、《バジス》の乗員をつぎつぎに殺す怪物ダルギストを罠にかけようとした!
内容説明
“パン=タウ=ラ”遠征に向かった“バジス”だが、船内にひそむ謎の怪物ダルギストに襲われ、動きがとれずにいた。エネルギー・バリアによる怪物捕獲作戦も失敗に終わってしまい、乗員たちは次の対策をせまられる。一方、テラではロワ・ダントンがひそかにインペリウム級戦艦“バイコ”に乗りこみ、未明に宇宙港を出発していた。目的地は“バジス”のいるポジション。ドゥンジャ・ヴァレンシーのもとへと向かったのだ。
著者等紹介
渡辺広佐[ワタナベヒロスケ]
1950年生、中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
6
前半の表題作で、怪物ダルギストとのたたかいが決着。これもある意味、「アフィリーの遺産」だったということ。後半はダルギストとの一件を解決した<バジス>が、チューシク銀河へ向かう様子と、とある惑星の青年プロンドフェアが、自分たちの種族に関わる謎につきあたる様子を描く。ラストの映像、何だったのか気になるなあ。まさか、ホントのクマじゃないだろうし。ダントンに、「出会わなければよかった」とデメテルに言わせたものとは一体…。2012/11/10
とうくぼやかや
1
ミイラ取りがミイラかと。あっさり自滅すんのな。我慢しきれなくなったロワ・ダントン。デメテルめぐってハミラーと三角関係か。マルゴルの呪縛から逃れることができるのか?ウィンガーのプロンドフェアがこのあとどう絡んでくるのか?2012/11/10
llll'
0
2013/12/08
鐵太郎
0
前半は、<バジス>に隠されたブービートラップ、ダルギストを倒す顛末。アフィリーに戻ったジェント・カンタルの意外な活躍が見られたけど、怪物の最期はあっけないね。後半は、心を奪った美女を追っかけて数億光年のロワ・ダントン。この人がこれほど無責任だったのかと唖然。そしてもう一人、我が儘で自信家のプロンドフェアくんも登場。さぁて今後の行く末は... いや、最後に出てきた映像の方が気になるな。w2013/05/06
黒猫トム
0
前半、怪物とのたたかい🧌なかなか苦労する 後半異人の世界が描かれて、それがバジス御一行とどう絡むのか。デメテルさんの記憶はなかなか戻らない。 なんか、カピンサイクルをちょっとだけ思い出した。2025/04/14