出版社内容情報
ルナのポジトロニクス、ネーサンはティフラーたちの知らない謎の計画を開始したが……
内容説明
3586年1月、ネーサンはエネルギーの生産・消費量を急速に増大させていた。計測の結果、その増加ぶんはルナ地下のゲルミア・セクターに供給されたと判明する。だが、ゲルミア・セクターでの計画は、ローダンの政府によるものではなかった。ローダンたちが“ソル”で旅だったあと、アフィリーが立案したらしい。しかも、その詳細は不明だった。そこで、科学担当テラ評議員ペイン・ハミラーは、さっそく調査を開始した…。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、翻訳家、“ペリー・ローダン”シリーズ統括。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スターライト
3
全編を通じて、次世代の超巨大宇宙艦<バジス>建造をスリリングに描く。それはいいのだが、ガイア・ミュータントであるマルゴルに都合よすぎる展開。その陰謀を察知しているブラン、ダンらのミュータントの意思弱すぎ。証拠をつかんだのだから、堂々と名乗れば?ティフラーやダントンも今まで疑惑を抱かないのが不思議。まあ、そうはいってもそのうち暴かれるだろうが。2012/07/28
黒猫トム
1
バジスが出来上がっていく ペイン・ハミラーがヒュプノ的な能力を備えた怪人に操られる(久しぶりにこの手の御都合主義的ヴィランが来たんじゃないかな?)ネーサンは本当に言うことを聞かない子だ。セネカもそうだったけれども。 パンタウラはまだ謎のまま、物語はじりじりと進んでく。2025/02/13
llll'
0
2013/11/04
とうくぼやかや
0
バジス・・・<BASIS>か、ああ。しかもいきなり悪い奴に乗っ取られそうで大変だ。ペイン・ハミラーがマルゴルに抗おうとしてすぐ屈服する描写がもどかしく、危機感を募らせる。ティフラー達は陰謀を見抜くことができるのか? 3人のガイアミュータントはなんか役に立ちそうに無くてとても不安だ。2012/08/03