内容説明
地球への帰還をめざす“ソル”はメールストロームまでの行程の半分を踏破し、惑星ラスターズトップIIIに着陸した。ここで、環境調査と食料調達をすべく、探検隊が派遣された。そのなかの三人、ペルム・メルヴュー博士とジャック・ジャコとエイクス・バトカは、思いがけぬ事件に遭遇する。バトカは、巨大な牛に似た動物に殺され、その状況を調べようとしたジャコは、未知の力に体内の水分すべてを奪われてしまったのだ…。
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
11
なんだか人類がいろいろな種族へ進化して分裂していくのを次々と見せられている気分。今回の子供達もいずれ登場してくるのかも知れないが、最終的に20世紀から変わらず不老不死のローダンたちと進化し続けていく人類は分裂するしかないのだろうか。なんにせよ、地球に残された人のパートよりは面白い師盛り上がりますね。2010/10/31
鐵太郎
7
あとがきにかえて は続けて嶋田洋一さん。 前半のエピソードに出てきた妊娠期間のこと。九ヶ月を臨月としているのですが、欧米では日本とちょっと数え方が違うんだよ、という話。 まぁ、日本の10ヶ月という数え方は昔の俗説「十月十日」から来ているそうだし、現実には妊娠期間は週単位で数えるのですけどね。 説明されるとよくわかる、いろいろ面白い文化の違いですね。2010/10/07
マーム
7
地球上からほとんどの人類が姿を消したために、アフィリカー問題は何となく解決したのかなと思ったら(もっとも、ローダンはまだそのことを知りませんが)、今度は「ソラナー」問題?次から次へと難題が降りかかって来るので、ローダンも気が休まる暇がありません。気の毒に思います。それにしても今回のローダンは、未知の惑星「ラスターズトップIII」巨大戦艦で着陸したように思いますが、これまでの行動様式からすると、随分軽率な行動でしたね。2010/10/03
スターライト
5
地球があった星域へと向かう〈ソル〉内での、言ってみれば「コップの中の嵐」が描かれる。もっと深刻で長期化するかと思ったが、あっけなく事態は収拾。でもすんなりブリーらと再会できるのか。しかし、ガルトが出てくるとストーリーがユーモラスになりますね。2010/11/11
黒猫トム
2
再読。2022/11/22