内容説明
恐るべき糸胞の襲来がなくなってから数百巡年が過ぎ、惑星パーンの人々は、竪琴師の歌の警告の意味も忘れてしまい、竜と竜騎士への尊敬も失いかけていた。そんな時代、優秀な作曲師ペティロンと歌唱師メレランとのあいだに男の子が生まれた。ロビントンと名づけられた子供は、幼い頃から両親をも超える音楽の才能を発揮するが…竪琴師ノ長ロビントンの若き日々の成長、恋と冒険をあざやかに描く、人気シリーズ第10作。
著者等紹介
小尾芙佐[オビフサ]
津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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鐵太郎
9
惑星パーンの世界で、影の重鎮として存在感を占めている竪琴師ノ長ロビントンの物語。あの世界の前史が語られて、歴史がふくらんでいきます。2007/08/31
しまっち。
4
パーンのすべての人、竜に愛されたロビントン師の物語。父のペティロンには愛されず、妻のカシアの死といった悲しみもあったが、大いなる愛と才能に包まれて偉大な人物になっていく姿を追っていくのは楽しかった。あの人やこの人がこう出てくるのか~と、読み返したくなったところで最後は始まりに戻る、的な終わり方で、終わったんだか始まったんだか。ついまた1巻を手に取ってパラパラ。人物のいきいきとした書かれ方、ストーリー展開とまとまり方がとてもよくできていて、読み応えのあるシリーズであった。あと外伝を何とか手に入れて読みたい。2014/06/24
konkon
3
ロビントン師が生まれてからレサが探索で見いだされるまでのはなし。分厚い本ですが、あっという間に読ませる本でした。楽しめました。2015/11/18
nono
2
ロビントン師ついに主役!2007/08/25
ディプロドクス
1
「竜の歌い手」を再読したので勢いで。あの人は…なるほど…というつながりがわかって面白い。2016/03/01
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