内容説明
おれの名はサム・マッケイド。もと地球帝国航宙軍大尉。いまはわけあって軍を除隊し、帝国から指名手配を受けた凶悪犯を追う賞金稼ぎ―バウンティ・ハンターをしている。100万クレジットの賞金首をしとめたおれは、つぎの仕事として、地球帝国軍から行方不明の軍人捜しを依頼された。なにやらいわくありげだが、まさか地球帝国の存亡を賭けた争いに巻きこまれることになろうとは、そのときは思ってもみなかった…。
著者等紹介
ディーツ,ウィリアム・C.[ディーツ,ウィリアムC.][Dietz,William C.]
1945年生まれ。シアトルで育つ。海軍の衛生兵、記者、大学の講師、テレビ局のプロデューサー、企業の広報やマーケティングなどの職を経験した後、1986年サム・マッケイドを主人公とする『天空の秘宝』でデビュー。現在までに30作近い著作があり、ミリタリーSFや宇宙をまたにかけたアドベンチャーSFの名手として知られている
斉藤伯好[サイトウハクコウ]
1935年生、明治大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヘラジカ
23
『啓示空間』の流れで父の蔵書スペオペに手を出した。やっぱり合わないなあと再認識せざるを得ない一冊。自分はSFが苦手なんじゃなくて、宇宙SFが苦手なんだろうな。これもSF好きに言わせるとスペオペと宇宙SFは別とか言われそうだけれど、宇宙が舞台の物語という点では同じ。苦手を突き抜けるくらいに傑作な『ハイペリオン』級の宇宙SFってまだ存在するのだろうか?2017/07/25
タコ星人
2
バウンティーハンターは賞金首毎に事前申請・認可が必要、という仕組みは面白い。誰かを追っていて初めてバウンティーハンターを名乗れるわけだ。でも暗殺にも事前申請と直前に大声での警告が必要、ってなんじゃそりゃ!それは暗殺と呼べるのか!? 日本での出版は05年だが、原著は1986年とそこそこ昔。なのに古さを感じないのは、表紙絵の印象に引っ張られたせいか、翻訳が頑張ったせいか(とはいえ傍点の多さが気になるし、ローリーの一人称〝あたくし〟は違和感あるし、不満がないわけではない)。2024/09/07
ニミッツクラス
1
05年の初版(750円+税)を読んだ。本国での刊行が86年かぁ・・刊行年を考慮してもベタに過ぎると言わざるを得ない。著者ディーツは45年生まれだから、スペオペの系譜も当然知っているだろう。斉藤氏の翻訳に期待する処、大なのだが・・凄腕のバウンティ・ハンターと言う設定と、血気にはやる言動との整合性の無さが痛い。本書で特筆すべきは、主人公たちを“お堅いかたがた”と呼ぶトゥリールの存在だろう。この可変種の暗躍(笑)なくして物語は成立しない。トゥリールの方が賞金稼ぎに向いているのではないかと思う。★★☆☆☆☆2014/11/11
shige
0
テンポよくスイスイと読めます。途中だるみなどなく小刻みに事件が発生してあきさせませんw ただ、「SFの設定以外でもいけるんじゃね?」と思ってしまうところがなんとも・・・2010/03/04
しゅうか
0
読み終わったー。王道冒険スぺオペって感じだろうか。2012/10/02
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