内容説明
ロンバール・ヴェルニウスは、故郷イックスをトライラックスに占領されてしまい、カラダンでの亡命生活を余儀なくされてきた。これまでは貴族としての安楽な生活に慣れきっていたロンバールだったが、故郷の人々の苦境を知り、イックス解放の戦いを本格的に始めるべくカラダンを旅だっていった。この親友のため、公爵レト・アトレイデも戦いの道を歩みはじめるが…『デューン砂の惑星』の前史を描く、壮大な未来叙事詩。
著者等紹介
矢野徹[ヤノテツ]
1923年生、1943年中央大学法学部卒、作家、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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スターライト
4
この巻ではなかなか展開が先に進まず、ちょっとモヤモヤします(笑)。でもつまらないのではなく、じっくり書き込んであるので退屈はしません。しかし、流刑に処されたレトの母ヘレナが突然出てきたのには、びっくり。流刑の身でも帝国内のニュースはちゃんと届いていたようです。そして、秘匿されていた合成メランジの計画がベネ・ゲセリットたちに感づかれ、そして完成しているはずのそれもどうもうまく機能しないようで…。いよいよ次が最終巻。作者らが拡げた風呂敷をどう畳むのか、その手腕に期待。2012/04/16
ヴィオラ
3
作中でドムール・ピルルーが警告する「帝国の外からやってくる邪悪な力」。お父さんデューンの最後の方にも少し言及があったけど、いよいよ「大聖堂」後のネタフリが入り始めているのかも。どうしたってワクワクする…和訳はされてないけれど(ノд<。)゜。2012/01/27
goldius
1
英雄の息子は不肖。天才の息子は凡人というのが相場だが、偉大なる我らの導師フランク・ハーバートの息子のブライアンは並以上であった。2007/08/23
いちみ
0
感想: http://blog.livedoor.jp/ichimi_10/archives/13019519.html 2004/06/28
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