ハヤカワ文庫 太陽の闘士〈下〉―銀河戦記エヴァージェンス〈１〉

ウィリアムズ，ショーン〈Ｗｉｌｌｉａｍｓ，Ｓｅａｎ〉/ディックス，シェイン【著】〈Ｄｉｘ，Ｓｈａｎｅ〉/小野田 和子【訳】

早川書房（2002/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 372p／高さ 16cm
• 商品コード 9784150114206
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

爆発直前の護送艦内でロシュは、数日前に救命カプセルで宇宙を漂っているのを発見された記憶喪失の男ケインに出会った。彼の力を借り、艦に同乗していたテレパスの少女マイーと商人の男ヴェーデンを連れてロシュは脱出に成功した。だが、命からがらシャッカに降りたった彼らに敵の追撃部隊が襲いかかる…その時ケインが驚異的な戦闘能力を発揮しはじめた。はたしてケインは何者なのか？そして、ロシュたちの運命は…。

著者等紹介

ウィリアムズ，ショーン［ウィリアムズ，ショーン］［Ｗｉｌｌｉａｍｓ，Ｓｅａｎ］
オーストラリアのアデレード在住。１９９１年の作家デビュー以来、数多くのＳＦ長篇・短篇を発表。１９９８年に発表した長篇Ｔｈｅ　Ｒｅｓｕｒｒｅｃｔｅｄ　ＭａｎではオーストラリアのＳＦ賞のひとつディトマー賞を獲得するなど、彼の作品は国内外から高い評価を得て、いまやオーストラリアを代表するＳＦ作家のひとりとなった。１９９９年から２００１年にかけてシェイン・ディックスと合作した「銀河戦記エヴァージェンス」シリーズは、二人のアメリカで出版された最初の長篇であり、国内外で大好評を博した

ディックス，シェイン［ディックス，シェイン］［Ｄｉｘ，Ｓｈａｎｅ］
オーストラリアのアデレード在住。ショーン・ウィリアムズと同時期の１９９１年にオーストラリアのＳＦ雑誌オーリアリスに短篇“Ｎｅｘｔ　ｏｆ　Ｋｉｎ”が掲載され、作家デビューを果たした。以後、ＳＦ小説だけにとどまらず、主流文学や詩、また、ＳＦ映画やドラマの評論などの幅広い分野で活躍を続けている

小野田和子［オノダカズコ］
青山学院大学文学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鐵太郎]

ロシュと組むことになるのは、まずアドニ・ケイン。その戦闘能力はただものではない。そしてエッカンダー通商国家の商人、ヴェーデン。彼が連れている、盲目のep(超能力)少女マイー。そしてもう一人、ダート・ブロック艦隊の旗艦で、最新鋭の襲撃艦＜アナ・ヴェライン＞の艦長は、艦と一体化しヴァーチャル生命体と化したユーリ・カジク大佐。彼も重要な役どころになります。

2005/05/07

[いえのぶ]

閉じ込められていた惑星からの脱出を試みたが、、、、あっと驚く結末でした。ミステリー要素のある、スペースオペラ。第二巻も読むことにしよう。

2012/02/26

[sezmar]

三部作(全六巻)。太陽→星(恒星)→銀河と話が大きくなりそうで楽しみ。 人類が宇宙に進出してから約50万年。各勢力と登場人物の説明は第一部の下巻にまとまってるけど最初に読むとちょっとネタバレだな。 結構でかい帝国情報部の主人公ロッシュが超越種族(あれだ、そのままの意味だな)が作ったAIを運ぶ任務と受けるが敵勢力に待ち伏せされ、 宇宙で拾った謎の男、超能力者とその仲間(独特の考え方がなかなか面白い種族)と一緒に珍道中を繰り広げるのが「太陽の闘士」。 来週に全部読み終わるはず。これも面白いので早く読めそう。

[やぶやぶ]

★４

2010/10/12