• ポイントキャンペーン

ハヤカワ文庫
イリーガル・エイリアン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 519p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150114183
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

人類は初めてエイリアンと遭遇した。四光年あまり彼方のアルファケンタウリに住むトソク族が地球に飛来したのである。ファーストコンタクトは順調に進むが、思いもよらぬ事件が起きた。トソク族の滞在する施設で、地球人の惨殺死体が発見されたのだ。片脚を切断し、胴体を切り裂き、死体の一部を持ち去るという残虐な手口だった。しかも、逮捕された容疑者はエイリアン…世界が注目するなか、前代未聞の裁判が始まる。

著者等紹介

ソウヤー,ロバート・J.[ソウヤー,ロバートJ.][Sawyer,Robert J.]
ネビュラ賞受賞作家

内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生、神奈川大学卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

149
最近、「リンカーン弁護士」や「司法戦争」とか刑法の本を読んで若干法律関連の本をまとめて読んでいます。この本はSFという分野に分けられているようですがリーガルミステリーに入るのではないかと思われます。宇宙人とのコンタクトが生じて宇宙人が人間を殺害したということでの陪審員裁判が行われます。その法廷でのやり取りが中心で結構楽しませてくれます。最後もうまいおちの付け方で終わっています。2016/10/07

藤月はな(灯れ松明の火)

59
ファーストコンタクトものかと思いきや法廷ミステリーという異色SF。人間の博士を四肢バラバラにした容疑者は、異星人だった。この異星人であるトソク族のハスクの感情が動くと頭のフサフサも動くというポイントが可愛んです!明らかに異星人に偏見を持っている、厭味ったらしい女性検事に対するは黒人弁護士とハスクと交流を果たした博士による丁々発止の法廷劇と共に異星人ヘイトや焚きつけ騒動などの社会劇までも描かれるのは、説得力が増して流石です。真相に驚いたけど爽やかなラストで個人的には大満足です。2014/10/17

miroku

34
平和的ファーストコンタクトの後に殺人事件。容疑者はエイリアン!そして法廷劇!しかし、イロモノにあらず、実はオーソドックス! こういう離れ業を難なくこなすソウヤーはやはり凄い!2018/03/28

有理数

29
素晴らしい……。地球人殺しの疑惑が掛かった異星人を中心としたドラマチックなSF法廷ミステリ。殺害現場には異星人の鱗が残されており、殺害方法も極めて残虐――様々な要素がファーストコンタクトの最中にある異星人の一人・ハスクが犯人であることを示しており、検察と弁護士はそれぞれ未知の存在の思想と生態を相手取って壮絶な裁判を繰り広げることとなる。異星人の設定、事件の状況、裁判の緊迫感と駆け引きの妙、どれをとっても理屈抜きに面白く、異星人たち、弁護士検察と登場人物も個性的で、夢中になって読んだ。2016/03/15

fukumasagami

25
「エイリアンは外へ出てくるかな?」クリートがいった。 フランクは両肩をひょいとあげた。「わからないな。そもそも外へ出るのはむりかもしれない。たとえ宇宙服があっても、重力が大きすぎたら活動できないからな」 「だったら、どうしてキティホークに着艦したんだ?」 「波に揺られすぎて船酔いになったのかも」 ヘリコプターがロシア潜水艦から離れて、キティホークのほうへもどりはじめた。2017/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/479029
  • ご注意事項