内容説明
はるか昔の乱開発によって荒れた生態系を回復するべく“休閑地”の指定を受け、知性種属の立ち入りが禁じられた辺境の惑星ジージョ。だが、いつしかこの惑星には故郷を追われた難民が流れつくようになり、いまや六種属もの住民が、ひっそりと隠れ住んでいた。ところが、ある日、宇宙から記憶を失ったひとりのヒトの男がジージョに漂着してきた。やがて、その男のあとに続くかのように、巨大な宇宙船がやってくるが…。
著者等紹介
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Small World
9
25年前に「スタータイドライジング」や「知性化戦争」を読み、15年前に出た本書をそのまま積読w 久しぶりに気力が向いてきて読み始めましたが、やっぱり面白いですよね。変な生物いっぱいだけど、普通に読めてしまうのがブリンの凄さです。w2014/10/10
スターライト
7
<知性化の嵐>三部作、の第1弾。様々な種族が出てくるが、やはりイラストが欲しかったなあ。アルヴィンって、どこかで聞いた名前だなあと思ったら、クラークの『都市と星』のアルヴィンからとったのね。「ダイアスパー」の名前が出てくるまで気づかなかった(汗)。それにしても、500ページ過ぎてもまだ序盤orz。2013/04/16
あかつや
5
最終章三部作の頭。環境再生のために休閑地指定を受け、立ち入りが禁止されている惑星ジージョ。そこには難民として流れ着き不法入植している者らがいた。今回まさに「序章」ってことなのか、これまでで一番ゆったりペースで話が進んでいる。最も新しく入植したヒトを含め7種属。準知性状態にまで退化しているのが1種属いるし、銀河文明からしたら原始的な生活ではあるが皆で協力して仲良く暮らしている。まるで楽園だな。形態が全く違う種属がここまで混じり合って生活してるとこなんて他にはなさそう。来訪者はヒトだけで構成されてるわけだし。2022/05/12
ターミナス
4
前三部作の気持ちのまま読み始めたので最初に凄い違和感が・・・ですが半分ぐらい過ぎて世界観になれるとスラスラと読み進めました。おそらくこれからが本番なので楽しみです。2011/02/22
みっくん
2
あまりにも色々な種族で今のところはついていきにくい感じです。 三部作ですから、これから、かな?2013/07/26
-
- 和書
- 田山花袋事物事典