ハヤカワ文庫
さよならダイノサウルス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150111649
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

恐竜はなぜ滅んだのか?この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百万年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわしたのは、なんと言葉をしゃべる恐竜!どうやら恐竜の脳内に寄生するゼリー状の生物が言葉を発しているらしいのだが、まさかそれが「***」だとは…!?次次に披露される奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

63
ソウヤー二冊目。これも面白かった。この作家はしばらく追いかけてみよう。恐竜絶滅の謎を解明するために白亜紀末期へ向かった二人の科学者が遭遇した「ヘット」とは?単なる時間SFでは終わらず、ファーストコンタクトなど、様々な要素を組み入れた傑作。SF小説初心者でも読めそうな作品。恐竜好きなら是非。2012/03/09

催涙雨

59
アイデアの奔流みたいな作品。実際の原始時代を下敷きにしている関係で「さすがにこんなの無茶だろう」と感じる設定もときどき出てくるのだが、読み終わる頃にはケチをつける理由がまったくなくなる。最初から最後まで極端なフィクションに振り切ってはいるが、そういう“なんでもあり”ネタはぜんぶキレイに回収されて妙な説得力をもって胸におちてくる。実際のところ世界の成り立ちなんてこんなものなのかもなとついつい思ってしまう。時間旅行が存在しなければ、そして時間線が変化しなければ人間は存在していないなんて突拍子もない解釈もどこか2019/02/24

ntahima

44
恐竜絶滅の謎に迫る奇想天外なストーリ。一般には巨大隕石落下説が有力だが重力増大仮説は初めて知った。最初は著者が捻りだした珍説奇説かと思ったが同様の説を唱える学者がいると聞いて唖然。巨大恐竜が存在していたのは化石等から紛れもない事実であるが、その超巨体を支えていたメカニズムには今も謎が残るというのは確かではあるが・・・それはそうと、鳥型恐竜のトロエドンが「はーい」と話しだすのには笑ってしまった。大風呂敷を広げることはできても畳むのは本当に難しい。少しの間ではあるが壮大な夢を見せてくれたので良しとするか^^2010/07/08

k16

25
怪獣(恐竜)もので時間もの。 更にファーストコンタクトものでパラレルもの。 恐竜絶滅の理由が判明。妙に納得できる。面白かった。2019/05/08

ふりや

22
恐竜絶滅の謎を解くために、二人の古生物学者が6500万年前の白亜紀にタイムトラベル。しかし、そこで出会ったのは恐竜だけではなかった…王道のタイムトラベル冒険SFかと思いきや、二重三重に仕掛けが施されたアイデアに驚かされます。なぜ恐竜は滅びたのか?タイムトラベルのパラドックスは?などのSF的な考察が素晴らしです。以前読んだ『イリーガル・エイリアン』と同じように明快なエンタメ路線でとても読みやすいうえ、著者独自の発想で最後までワクワク楽しませてくれます。ロバート・J・ソウヤーは他の作品もぜひ読んでみたいです。2021/02/01

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