内容説明
21世紀初頭、全世界に蔓延したウイルスにより、人類は死滅寸前にあった。地表をおおいつくした死のウイルスをさけ、密閉された地下都市で生活するわずかに生き残った人々。科学者たちは、ひとりの男に人類が生きのびるための一縷の希望を託して、鍵を握る時代―すべてがはじまった1996年へと送りこんだ。そこで彼がつかんだ巨大な謎…“12モンキーズ”とは?知られざる兵器か?秘密の軍隊か?それとも…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
14
図書館転がり本。帯に「映画化」とあるから、映画やテレビドラマの原作かと思って借りてきた。ところがノベライズだった。ノベライズなんてものを読むのは、初めてのこと。仕方なく最後まで目を通したのだけど、ノベライズというものは、本当に面白くないと思ったのでした(笑)。2016/06/08
どらがあんこ
10
速度全フリって感じのノベライズ本。その分あっさりだけど引っ張られるように読めば楽しめる。2019/07/18
S_Tomo🇺🇦🇯🇵
5
古本屋さんで購入。テリー・ギリアム氏監督の映画のノヴェライズ。野田昌宏大元帥翻訳。実はこの映画、昔から気にはなっているがまだ未鑑賞。話は殺人ウィルスの拡散で人類の99%が死滅し生存者も地下都市に暮らす未来から、そのウィルスの情報を得るためにタイムスリップした男が、過去である現代と男の本来の世界である未来を行き来して事件の真相に迫る、というものだが、多くのノヴェライズ作品と同じように映像ありき、の物語を小説にしているため、一部わかりにくい(=読者の想像力に任せた)ところが気になった。今度、映画の方を観よう。2016/03/18
月に6ペンス
4
舞台は近未来、ウィルスでほとんど死滅状態の人類。原因となった物質と’12匹の猿軍団‘を特定するため、赦免を約束された死刑囚が過去に旅立つ。翻訳が上手いのか、原文とおりなのか常に何かに追われる様な緊迫感に読む手が止まらない。映画化もされた作品で、ストーリー展開も良くできていて面白い。そりゃブラピがそんな端役で終わるわけ無いよなと納得。物語の終わりかたもいい。2018/04/01
月式
3
テリー・ギリアム監督の映画のノベライズ。人類を救う為に近未来から過去に送られるのが準備も知識も不足した囚人なので、直ぐに逮捕されたり精神科に入院させられたりするヒドイお話ですwしかもタイムトラベルの精度が悪くて、いきなり戦時下に飛ばされたりするヒドイお話ですwwwしかし最終的には、ほろ苦い収束が訪れるます。インガオホー!2013/03/03