内容説明
宇宙居留地ゴールデン・ルールで気ままに暮らしていたおれは、ある日見知らぬ男から人殺しを依頼された。だが詳しい説明を受ける間もなく、男は目の前で射殺されてしまった。新婚の妻グエンと共に真相究明に乗り出したおれだが、逆に覚えもない殺人の容疑をかけられて逃げまわる羽目に…いったい誰がおれを罠にかけたのか。宇宙居留地から月世界、並行世界にまで舞台を移しながら、スピーディーに展開する冒険巨篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
7
晩年の作者の諸作品は互いに関係し合って「未来史」を紡ぎ出しているのだが、本書もサスペンス仕立てで2つの大作の人物や世界が少しずつ主人公の身の回りに関わり始める。宇宙居留地で出会った若い女性は100歳を超えた『月は無慈悲な女王』の登場人物だと読者が知る時、主人公は月に降り立っている。何者かに追われで傷を負い、並行世界で目覚めると『愛に時間を』の長寿族の主人公に出会う。長寿族の主人公は『獣の数字』の世界にも関連し、さらに遭遇する世界は『異星の客』に関係して、作品同士のネットワークがウロボロスのように繋がる。2023/12/07
depo
3
久しぶりのハインライン。ハインライン78歳の30冊目のSF長編。初期の作品は面白かったのに。多分再読はしない。2023/04/07
サスケ
1
みんな出てきて「人類最高!ハインライン最高!」という乗りなのだが、今時分はあまり読まれないのか。ハインライン。
kuma-kichi
1
ハインライン先生、ごめんなさい。ついていけませんでした。2010/01/31
-
- 電子書籍
- これは経費で落ちません! ~経理部の森…
-
- 和書
- 語られた自叙伝