内容説明
太陽系の近傍に反テラ連合の一大艦隊が出現した。太陽系を目撃したダブリファ艦が、破壊される直前に緊急信号を発していたのだ。おりからローダンたちは、秘密実験のためコレッロをラスト・ホープに運ぶ必要に迫られていた。だが『インターソラー』でゴースト星系を出れば、反テラ艦隊に発見されるのは確実。秘密情報局長官デイトンは一計を案じ、テラ、オリンプ、ラスト・ホープをむすぶ極秘輸送作戦が開始されたが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーチャー
8
表題作と「アトランティスへのテスト飛行」を収録。しつこいようですが、数作前までやりたい放題の悪役だったスーパー・ミュータントことリバルド・コレッロが、本作ではローダンの命令に従順なのが不思議な感じがします。また155ページのアラスカ・シェーデレーアとジョーク・カスカル大佐の驚いた表情の挿絵が笑えます。それにしてもいくらシリーズの主人公とはいえ、ローダンがタイムマシーンで過去に旅して、歴史の事実を自分達に都合よく変えようとするのは、ただの暴挙としか思えないのですが・・・。2011/12/31
黒猫トム
0
ダブリファ、カルスアル、ユニオンの、ストーリー上の駒のパワーがいまひとつ不明確で中途半端だなと感じさせられる巻。 いいから早く二十万年前に出かけろよってなる。2017/06/07