ハヤカワ文庫
宇宙のランデヴー2〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150110871
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

西暦2130年、忽然と太陽系に現われた謎の飛行物体―ラーマと名づけられたこの物体は巨大な宇宙船と判明した。内部への侵入に成功した調査隊の必死の努力にもかかわらず、この異星人の構築物は人類の理解をはるかに超え、多くの謎を残したまま太陽系を去っていった。それから70年後、第2のラーマが太陽系に姿を現わしたが…名作『宇宙のランデヴー』で解明されぬまま残された謎に人類が再び挑む、ファン待望の続篇。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫ぴょん

41
なかなかラーマとランデヴーしなくてさ😮‍💨登場人物のエピソードがしつこくてさ(もとい丁寧w)もう半分近くまで読んだのにまだかいっ!! からの〜!急展開。 あらっ😨何気にグロかったり。 特に二人目の顛末は映像では見たくないかも😱 エイリアンシリーズっぽい展開。加速して上巻クリア✨ この勢いで下巻へGO✨ 2024/01/04

えか

38
高騰する原稿料を回収するため、出版社が不必要に長い小説を作家に書かせて、分冊出版で稼ぐようになったのはいつ頃の事だったのか。スティーヴン・キングあたりから始まったその風潮。作家本人がストーリーを膨らませる分には、整合性もあるだろう。だが、もし物語を水増しさせなくてはならない作家が、本人でないとしたら。この本の共著者であるジェントリー・リーは、クラークの、おそらくは、僅少な原案をクラークの莫大な原稿料に見合うだけの長さに膨らませるために、クラークが前作でやらなかった事を、敢えてサブプロットに持ってきた。 2023/12/20

鐵太郎

16
久しぶりに読み直し。こんな話だったのか。記憶に封印されたのがわかる気がする。(笑) なにしろ、エゴむき出しのどろどろの人間ドラマなんだもの。70年後に再来した、というか新たに新たに現れたラーマ2は、1と同じなのかというのがストーリーの主軸なのだけど、そんなのはそっちのけ。主人公に一番近いのがニコル・デジャルダンだけど、彼女が清廉潔白そのものかというと、そのあたりも微妙。ラーマの物語を読みたかったのに、こんな話を読まなくてはならないとは、困ったもんだわ。(-_-);2013/02/27

roughfractus02

9
2130年代に謎の巨大飛行体ラーマが接近した前作は「ラーマ人は何ごとも三つ一組にしないと気がすまない」という謎の言葉で終わった。70年後の本巻では人類が急激な経済変動に見舞われ、太陽系進出後の経済規模も縮小する中で2つ目の「ラーマ」の接近を観測するところから始まる。合作である本作はパニックを描く際に採用される群像劇的な人間ドラマに変わり、科学から全体を鳥瞰するハードSFと異なり、複数人物の視点から全体を読者が想像する仕組みになる。1987年のブラックマンデーが本作のパニックのモデルのようだ(1989刊)。2023/10/06

ニミッツクラス

7
97年の3刷を読んだ。クラークの共著作品を後回しにしていてスッカリ忘れていたシリーズ。前作のラスト一行の事は記憶に無かったが、その後の疲弊から立ち直った人類の前向きな姿と、そこから始まるワクワク感はとても良い。だけどねぇ・・「神の鉄槌」でクラークは読み易いって褒めたけど、共著はやはりどこか違うなぁと言う印象。人間関係のウザったさは現実だけで充分。そこから逃避したくてハードSF読んでいるのに・・併せてブラッドベリの様な“御意のままに”的描写が増えて消化不良気味でもある。ともあれ下巻に続く。★★★★☆☆2013/04/13

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