内容説明
アストラダイン社きってのカンパニーマンのバーチは、社内抗争に巻きこまれ、だれが味方かもわからないような状況に陥った。長年組んできた相棒さえ、頼りにならない。命令系統も混乱し、社内の他部署の人間に命を狙われる始末。さしものバーチも、会社への忠誠心はどんどん失せていく…。ついにバーチが怒りを爆発させる日がやってきた。限定核戦争後、いくつもの巨大企業が社会のすべてにおいて権力を握った近未来を背景に炸裂するハードボイルド・アクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤井流久
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☆☆ 何より、表紙の絵がダサすぎる。おかげで読む前の期待感やらといったハードルを大幅に下げてはくれるのだが、結局、それでも想定内の値を超えることはない。陰謀の全貌を、黒幕に全部喋らせるといった頭の悪い構成。タフガイを気取るも、それほどでもないなあという印象しかない主人公。そんな彼なのに、なぜかもてまくるというありがちな設定。その程度の作品。 それでも、中盤の潜入捜査員のくだりまでは結構面白かったのだが。2014/06/09
arcturus
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18年前。俺の金と時間を返せと思った。月日は流れ、また、俺の時間を返せと思った。人生にはこれを読むより、もっと面白くて、ずっと為になることが、きっとあります。2008/07/31