ハヤカワ文庫<br> バーサーカー 星のオルフェ

ハヤカワ文庫
バーサーカー 星のオルフェ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150108564
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

悠久の時のかなたに滅び去った強大な星間帝国がつくった究極の戦闘マシン―バーサーカー。生きとし生きけるものすべてを殺戮することのみをプログラムされたこの自動戦闘マシンは、創造者たる帝国の滅亡後もはてしなく自己複製と改良をつづけ、やがて人類星域に大挙して侵入してきた!かくして、多様な形態と恐るべき武器をそなえたバーサーカーと人類の壮絶な戦闘が、銀河系宇宙全域にわたってくりひろげられることになった。シリーズ第3巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

21
セイバーヘーゲンが創造したバーサーカー・シリーズとは、しっかりと条件が設定されており、SFのありとあらゆる世界に持っていって使える「アイテム」なのです。彼らと戦う場面は、タイム・パラドックスなどを駆使した歴史小説・時間小説もできますし、人工知能テーマを使ったトリックも、壮大なスペースオペラも、異星の人類学テーマもできます。なぜ日本では三冊しか出なかったのでしょうかね。今はもう、謎です。不思議。日本ではメジャーで流行らないなにかの要因があったのでしょうか。2010/09/24

gollum

5
ひさしぶりに再読。パクリ・焼き直し・換骨奪胎と言われようと、表題作の「星のオルフェ」がいいな~。解説も秀逸。「皆殺し軍団」「赤方偏移」と来て、これが邦訳されている三冊のうちの最後。しかも現在新刊が手に入るのは「赤方偏移の仮面」だけ。まあ、あれははずせないが、古典をだいじにしないのはよくない。未翻訳のエピソードの原書に手を出すかな。2012/10/07

shamrock

5
やはりすばらしい独創だ。その後のSF界で「バーサーカーもの」というジャンルができてしまったり、設定をいただいてしまったものがわんさか出てきたりというのもうなづける。2012/08/13

daken

5
アシモフっぽいことに気づく。ミステリっぽい要素とか殺戮機械のくせに人間を理解しようと繰り返すバーサーカーであるとか。2012/07/08

aki

4
はるか昔の星間文明がつくりだした殺戮機械と人類の生き残りゲームの第3弾。アシモフのSFミステリを思わせる「微笑」(ヨリトモという名の専制君主も登場する)、農業SFと呼べばいいのか「圧力」、星野之宣の『海の牙』を連想させた「スマッシャー」、戦闘機が飛び立ったとき、頭の中で「軍艦行進曲」が鳴り響いた「心の翼」などバラエティ豊かな短編が収められている。バーサーカーと戦っている地球の生命は人間だけじゃないんだ、と思えてうれしかった。ところで、続きは、なぜ出ない? 人気ないの? 超おもしろいが。2010/09/23

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