出版社内容情報
問題はフジテレビだけではない! 旧メディアに対する不信がこれまでにないほど広がっている。 メディアの一丁目一番地の問題は、持続可能性がなくなったことだ。そうした中、読者・視聴者の信頼を得ながら、例外的に繁栄するメディアがある。 ノンフィクション作家が国内外の成功事例を徹底取材。不信の背景にあるものは何なのか。いまメディアに求められるものは何か。 「持続可能なメディア」の5条件を提示する。目次より第1章 メディアに持続可能性がなくなりつつある第2章 繁栄する国内の雑誌メディアを探す第3章 海外の持続可能メディアを見る第4章 全国紙への処方箋第5章 地域メディアの挑戦第6章 生成AIの時代にまとめ 「持続可能なメディア」の5条件
内容説明
群れず、孤立を恐れず―。7年で1500万部もの部数を失う新聞。週刊文春のジャニーズ報道を「差別的」と今もくさす日テレの社会部長。買収不可能の規制下で甘やかされた新聞・テレビは巨大な技術革新の波に揉まれ、崩壊の螺旋階段を落ちていっている。それらを尻目に繁栄するメディアとは?
目次
第1章 メディアに持続可能性がなくなりつつある
第2章 繁栄する国内の雑誌メディアを探す
第3章 海外の持続可能メディアを見る
第4章 全国紙への処方箋
第5章 地域メディアの挑戦
第6章 生成AIの時代に
まとめ 「持続可能なメディア」の5条件
著者等紹介
下山進[シモヤマススム]
ノンフィクション作家。経済メディアによるグローバル資本主義成立史の『勝負の分かれ目』(角川文庫2002年)、読売・日経・ヤフーの四半世紀の興亡を描く『2050年のメディア』(文春文庫2023年)、この両著は、技術革新とメディアの関係を描く名著として名高い。本書では、メディアの持続可能性が失われている現在、なお持続可能であり続ける国内外のメディアを取材した。元慶應義塾大学特別招聘教授。現在も聖心女子大学や立教大学でメディアについての教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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