内容説明
日米合同でハワイに建造された世界最大の粒子加速器で、新たなクォークが発見された。素粒子理論を塗りかえるこの業績に物理学界は湧きたち、所長のエドヴィックは全世界の賞賛を一身に浴びていた。だが研究所員の1人ピーター・スレイターは、新粒子にひそむ怖るべき可能性と、華々しい成功の裏で進行する醜悪な陰謀の影を感じとった。やがて、研究所構内で原因不明の爆発事故が起こり、それをきっかけにスレイターは、見えざる敵に対して敢然と立ち向かっていくが……?新鋭が最新の物理学理論を駆使して壮大なスケールで描きあげた、戦慄の近未来SFサスペンス巨篇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kama
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★★★ SFとしては惨劇を起こす架空物質とその崩壊理論、当時最先端であった加速リング(たった6km)くらいで、それをメインプロットにすべきなのに人物間のやり取りが主題になっていて割と退屈。日本人が多く出てその文化にかなり突っ込んでくるが、これまで読んだ外国小説のなかでは最も違和感が少ない。ハワイ文化もかなりでてくるがその辺がキモなのかも?2015/12/28
透
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舞台はハワイにある日米で共同開発した巨大な加速器を含む高エネルギー研究所。そこで盗まれた小さな容器の中身が通常の物質と接触すれば想像もできないような大惨事が、、、、。 という話だったと記憶してます。