ハヤカワ文庫<br> われはロボット

ハヤカワ文庫
われはロボット

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150105358
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

19
アイザック・アシモフはミステリももちろんのことだが、その本領はSFにおいて発揮させるそうだ。俺はSFについては3,4編しか読んでいなかったが、そのうちの1編がこの作品である。今までも2回読み、今回が3回目だが、うーん、やはり今の俺にはちょっとなあ、という感じだ。やっぱりミステリの方がいいかなあと思った今日この頃である。もちろん新版でもう一度、ということはSFでも同じ、であるのだが……。2019/07/02

スターライト

11
アシモフが、1940年から1950年にかけて主に〈アスタウンディングSF〉誌に掲載したロボットもの9篇を収録。ストーリーはジャーナリストがロボット開発の黎明期から発展期にかけてロボ心理学者として活躍した、スーザン・キャルヴィン博士に対して取材を行い、彼女が語った回想形式となっている。あまりにも有名な「ロビイ」を巻頭に配し、そのスケールは家庭から最後は地球規模の話にまで膨らむ。ロボット工学三原則をいかした展開はスリリングで、古典とはいえやはり定番のSFだろう。パウエルとドノバンのコンビは絶妙。2011/10/01

ぶうたん

8
特に説明の必要もない著名作。所謂黄金期のSFで、ロボット三原則のおかげでストーリー的にも引き締まり、今読んでも楽しめる。また、あらためて読むと全てではないが、謎解きのミステリ要素もそれなりに強いことを感じる。今ではアシモフの原則を持ち出す作品はあまり無いのだろうが、ロボット作品の原型として今後も読まれていくのだろう。思えば小学校の時に岩崎書店のアシモフを読んだのがSFを好きになるきっかけだった。2023/01/13

まめこ

8
★★★★★ロボット心理学者キャルヴィン女史の懐古談。感情のないロボットに自我や表情があるように見える…不思議!人間に危害を与えてはいけないというロボット工学三原則をプログラムされ、ひたむきに人間に仕えるロボットたち。いつしか管理される側からする側へ。怖いなぁと思った私もおバカな人間の一人。ロボットは三原則を無視することはできない。ロボットに脅威を感じるのも、操縦するのも結局は人間次第なのだ。2017/12/27

mametoume

6
ロボット法という有名な3ヶ条をベースにいろんなロボットの話が連なってる。短編集と書いてあったが、ひとつひとつはつながっている。家族の本棚にあったので、手に取ったが SF好きにはたまらない一冊だ。2020/10/21

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