通信事業者選択の経済分析 - スイッチングコストからのアプローチ

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通信事業者選択の経済分析 - スイッチングコストからのアプローチ

  • 著者名:中村彰宏
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 勁草書房(2021/01発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326504268

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内容説明

加入数が一定水準に達し成熟したわが国の携帯電話市場、ブロードバンド市場ではスイッチングコストの存在が既存事業者から新規参入事業者への契約変更のハードルとなっている可能性は否定できない。この状況が情報通信市場の競争状況に与える影響を分析することにより、本書は今後のわが国の情報通信市場の発展のために貢献する。

目次

はしがき
初出等一覧

第1章 わが国情報通信市場の概観とスイッチングコスト
 1.1 わが国の情報通信市場とスイッチングコスト
 1.2 本書の構成

第2章 スイッチングコストと競争政策
 2.1 はじめに
 2.2 情報通信市場のスイッチングコスト
 2.3 スイッチングコストは市場をゆがめるか
 2.4 スイッチングコストの基本モデル
 2.5 複数サービス供給とスイッチングコスト
 2.6 まとめ

第3章 MNP及び番号以外のポータビリティ導入効果
 3.1 はじめに
 3.2 調査データ概要
 3.3 推計モデル
 3.4 推計結果
 3.5 まとめ

第4章 SIMロック解除がスイッチングコストへ与える影響
 4.1 はじめに
 4.2 日本の携帯電話市場とSIMロック
 4.3 調査データ概要
 4.4 推計モデル
 4.5 推計結果
 4.6 まとめ

第5章 通信サービスの垂直的構造とスイッチングコスト
 5.1 はじめに
 5.2 コンテンツサービスの垂直統合・分離によるスイッチングコスト変化の分析
 5.3 ソーシャルネットワーキングサービスのスイッチングコスト
 5.4 まとめ

第6章 通信事業者グループのセット販売戦略
 6.1 はじめに
 6.2 日本の通信市場における各サービス市場の連携構造
 6.3 分析に用いた調査の概要
 6.4 推計アプローチ
 6.5 推計結果
 6.6 まとめ

第7章 各通信サービス市場の相互依存関係
 7.1 はじめに
 7.2 推計モデル
 7.3 価格変数の作成概要
 7.4 加入選択関数推計結果
 7.5 まとめ

第8章 実証分析から明らかになったわが国通信市場のスイッチングコスト
 8.1 情報通信市場の変化と実証分析
 8.2 本書で計測したスイッチングコスト

補章 個票調査の設計
 A.1 はじめに
 A.2 インターネット調査データの特徴
 A.3 表明選好法
 A.4 コンジョイント分析
 A.5 確率効用モデルと離散選択モデルによる推計
 A.6 まとめ

参考文献
索引

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