感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
13
この世界の謎を探るため、バートン、クレメントらのグループは、リバーボートなどの航洋船だけでなく、それぞれ気球、飛行船、飛行機、ヘリコプターなどを作り、北極を目指します。そこになにがあるのかは行ってみないとわかりません。テクノロジーのアンバランスにいろいろ突っ込みどころがあります。レーザーという存在に過度な期待がかかっていないかなとか、テクノロジー的な知識が十分なら、レシプロエンジンを作るよりジェットエンジンを作る方が早道じゃないの、とか。ああ、ファーマーって技術屋じゃなかったんだな。しかたないか。2010/12/01
スターライト
3
前巻でサムを裏切ったジョンと、新たなリバーボートを建造し彼への復讐をと〈河〉の源流にある”霧の塔”を目指すサム。飛行船で”霧の塔”に向うファイアブラスらの面々の冒険行が全編を覆う。様々な裏切りやら戦闘シーンの連続と、男勝りのジル。そしてなぜか死んでも甦らなくなったこの世界の変化など、ストーリーはいよいよクライマックスへと突入していく感じ。ラストの謎の中国人(?)も次巻で正体がわかるのかな?ジブリで映画化されてもおかしくない作品。2012/01/29
石綿
1
シリーズ3巻の後編。主軸は飛行船の冒険と”霧の塔”への潜入、そしてフリギットの物語。……偽名やら偽物やらでいよいよ誰が誰だか分からなくなってきた。これまでに出てきた主な巨大乗り物は、ジョン王が奪ったリバーボート、それを追いかけるサムのボート、バートンが乗っていたハジ二世号、ファイアブラスの飛行船、フリギットのいる〈乱痴気〉号。かな。あと1冊で終わるそうだけど私の理解力が付いていけるかどうか。最終巻へ続く。2016/04/20
goldius
0
マーク・トゥエインとジョン失地王の二隻のリバーボートに追いつき追い越せと、飛行船を建造し始めた者たちもいた。飛行船が二隻にそして気球がひとつ、五つのメカに様々なキャラが絡み合い、謎が謎を呼ぶだけでストーリーは進展しない。2003/11/24
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- 和書
- ニーナの誓い 二見文庫