感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
6
舞台となるクォッブ星とは、疑似金属キチン質を外郭とする甲虫類の生物に支配された世界。この生物は進化の過程で、関節機構として屈曲部だけでなくなんと回転部も得たのでした。その結果、様々に平行進化したのち、手のひら大のミニカーから車椅子、そして大型ヘリコプターまで何でもありという多種多様の種族がここにいます。ここに二頭書記官として赴任してきた地球人レティーフは、いったいどんな陰謀を見つけたのか。どう解決したのか。 ──面白いお話だし、米国ではシリーズ化されたのに、日本ではこれ一冊で終わりでした。残念。2006/11/11